除染

  • 2011年11月18日

福島市では除染マニュアルを策定しました。
http://shinsai.city.fukushima.fukushima.jp/wp-content/uploads/2011/09/7ecb6f9a1f5f9a73f57d85c0963afe80.pdf
安全性の確保を厳重に行なう事。それでも体内被爆をどうやって防ぎきるか。
水洗浄だけでは落としきれず、日が経つと再び放射線量が増えてしまいます。
また生木処理、表土のすき取り等、側溝、塀や壁等の洗浄も作業方法を厳密化しなければ安全性の確保は困難です。
現在では放射性物質を含む表土・土砂は仮置きされており、最終処分場は国の決定を待っている状態です。
福島市ふるさと除染計画(第1版)には以下のように記載されています。
「放射能災害は本来、国と東京電力が対処すべき問題です。国は放射性物質による汚 染の除去に責任を持って取り組むとしていますが、それには相当の時間がかかると考 えられます。このため、市では、一日も早く市民のみなさんの不安を解消するため、 市が主体となって市内全域で放射性物質を除去する(除染)こととしました。しかし、 市内全域で、子どもたちから高齢者まで安心して暮らせる故郷を再び取り戻すために は、長い時間と、地域の総力をあげての取り組みが必要となります。本除染計画は、 各専門機関の指導と市放射能対策アドバイザーのアドバイスを受け、行政と市民のみなさんが協働で除染活動に取り組む共通の指針として策定したものです。」
福島市は1億8000万円の予算を掛けて除染作業を進めていますが、近隣の森林や山から運ばれてきたり、まだ続く「フレッシュな」放射性物質が飛んでくるため国の基準値を超える放射線が検出されるケースが多発しています。
幾つかの除染事業者にヒアリングを行なっておりますが、除染費用は数兆単位ではすまずに10兆円を超える可能性も高いとの指摘もあります。また海に半分以上流れ出し、10日で地球一周をした事を考えると海外からの損害賠償が発生する可能性すらあります。
カーボンフリーコンサルティングは除染事業を支援し、様々な形で実施していますが、このような困難な問題が沢山あります。
分散を一刻も早くくい止め、除染は人体への影響を考え専門家の養成を行なわなくてはならないでしょうね。除染ボランティア活動には細心の注意をお願いしたいと思います。