COP17

  • 2011年11月24日

いよいよ28日から南アフリカでCOP17が開催されます。
カーボンフリーコンサルティングの取り組みについての資料が配布される予定です。
実現できそうなので嬉しいです。
今回はポスト議定書について決めなくてはならない為とても重要です。
世界中が注視しています。
日本は「米国、中国が参加していない京都議定書の単純延長には反対で、全ての主要排出国が入る枠組みが必要である」との明確な姿勢を取っています。
同時にアジア各国と連携して2国間取引の推進等を主張しています。
実に筋の通っている主張なのですが、「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」世界です。
筋を通して日本やカナダが孤立したりすれば、世界からの批判が集まってしまう可能性もあります。
日本の主張はベキ論として大切に進めていってたとえ今回は日本の主張が全面的には批准されなくても着実に進めていく事が必要だと考えます。
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの削減のための設備投資費用が排出権によって資金捻出される仕組み。
これを国内で進めている、国内クレジットやJ-VERといった制度も急速に普及しているのが日本です。その他にも東京都の環境確保条例等が地方自治体で広まってきています。
カーボンオフセットという言葉が一般用語になりつつあり、大小さまざまな企業が実際に取り組まれているのが現状です。
国内産のクレジット案件数だけでも1000を超えています。
今後普及していけば大きなパワーになるのは明らかです。
ある意味では先進国の中でも独自に発展を遂げているといっても良いと思います。
一番避けなくてはならないのは制度が停止し、最初の一歩が無駄になってしまう事です。
もはや温暖化をくい止めるのに逆行している時間はありません。
少しでも前進して欲しいと切に願います。