plug-out

  • 2012年11月19日

だれかと繋がっていたいと想うのは人間の本質だろう。

しかし、距離感がわからない人々が近づき過ぎて疲弊してしまい、寧ろ繋がりたくないと感じてしまう人も多いのではないだろうか?

 

四六時中、眠いだの、腹減っただの、何食べただの、くだらぬ情報の拡散希望など、いらない情報の垂れ流し社会。

 

必要のないものまで、神経を刺激して欲しくさせるような広告。

 

判断もつかぬ子供が携帯ギャンブル漬けになって高額を支払う。

 

誰かの情報を左から右に流すだけで何かやった気になる人々。

なに一つ生み出してはいない。

 

一歩離れたくなる。と、考える人は寧ろ正常ではないだろうか?

 

先日、仕事仲間のHと伊勢の海に出掛けた。

水深20メートルに素潜りし、岩陰に隠れて魚をつく名人だ。

朴訥とした実直な自然派の男である。

彼がしきりと携帯を弄っている。

なんだ。君もplug-inされているのかと残念に思っていたら、様子が変だ。

聞いてみると携帯マップの航空写真から、潜るのに最適な場所を選んでいるそうだ。

コバルトブルーなのが砂地で、濃い青が岩場になっていてここら辺に潜れば良さそうだ。南からの風を避けられそうだ。等々。Google mapで海の中を調べる男に始めてあった。

 

なるほど。適切な情報をいち早く得られるという意味でもネット社会にアクセスするのは有用なのか。

 

うまい付き合いをすれば良いのだろう。

嵌っては行けない。利用すれば良い。

単純な事なのに中々距離感が分かりづらい。