homeward journey

  • 2013年12月14日

長靴を長時間履いていると蒸れる。

モントレイルの靴はグリップがよいし捻挫防止になる。

しかし足首には蔦植物が絡まり傷だらけ。

 

ユンボで枯れた巨木を移動させる。

中型のユンボ1台あるだけで作業はガラッと変わる。

日本製の古いユンボであるが頼もしい。

金属探知機を用いた管探査。

仕組みは単純ではあるが、何故か楽しい。

ボーリング開始。ポーランド製の古いしやかましい機材。

世界基準の調査方法である。

 

強い日射しの間は熱中症に注意して水分補給を怠らない。

現場は現場

まさに泥臭い仕事ではあるが、これができないで机上仕事だけに偏ってはならない。

 

何でもメールで済まそうとする人が居るが、私はそれを仕事と認めない。

そんなものはごく一部。

自分の時間を使って人と面と向かって話す大切さを理解できなければ仕事を理解しているとはいえない。

相手を敬う気持ちを持っているとはいえない。

自分は忙しいからあなたにはあう程の時間が割けませんからねという傲慢な気持ちはどこかに無いか?

そう思う。

効率的かどうかは、「人の気持ちを動かす時間」という物差しも斟酌しなくてはならない。

 

文字通りぶっ倒れる程の仕事というかぶっ倒れてしまったが、あと一踏ん張り。

ご一緒させていただいた方々と苦楽を共にした。

深い関係が構築できたとおもう。何度か共に涙を流し、そして肩を抱き合い笑い合った。

これを終えていよいよ帰路に向かうとするか。

 

invictus

  • 2013年12月11日

丁度一年前に初めてロベン島を訪れた。少々神経を使うミッションの後に立ち寄ったケープタウン。

収監されていた牢獄での生活は想像を絶する程過酷であったはずだ。

27年間もの収監。

ネルソンマンデラ氏の強靭な神経と偉業に触れて大きな感銘を覚えた。

Invictus  ラテン語で屈服しないという意味だ。

曲げない信念 やり抜く力量 歴史的に意義のある活動

追悼式にはオバマ大統領がカストロ氏と握手する場面もあったようだ。

オバマ大統領は「彼は私を目覚めさせてくれた」として、マンデラ氏はみずからの政治家としての模範と讃えた。

世界の要人が集まった。日本からは誰が参列しているのだろうか?

ある意味では、ガンジーよりも功績も影響力もあったのだと思う。

その方の評価はこんなポリネシアの小国にいても大々的にほうどしているのをみればよくわかる。

 

自分には何を成し遂げる事ができるのかは今でも分からない。

しかし間違ってはいないと思う。

 

山の上は雨が降っているようだ。水量が多いと作業が捗らない。

天を恨んでどうするとは思うが、中々思い通りにはいかないものだ。

この国での作業も山を越えたようだ。

 

high fever

  • 2013年12月09日

 

朝から夜遅くまでの連日の作業。

 

体重は1週間で3kg程落ちた。

しかも帯同者の殆どが高熱の風邪に感染してしまっていた。

最後までうつらないつもりだったがとうとうダメだった。

アチェ州の業務が終わり、LCCにて移動をしている辺りから体調が悪くなってきた。

インドネシアのLCCだから、座席はほぼ垂直である。

まともに座るとオーバーハングしてるのではないかと思える程である。

リクライニングして95度。

勿論到着は5時間遅れた。 

ジャカルタまで移動。

そこで更に最終wrap-up meetingを実施。 

予定していた内容は完遂できたと思う。

全力を出し切った。

口だけでなく、満面の笑みを拝見すれば、我々の仕事を大変高く評価していただいた事が分かる。 

この仕事をお引き受けしてよかったと思う。

こんないい構想のプロジェクトに参画できて幸せだ。

課題解決の為には色々な解決方法があったのだと思う。

現場では仮説と検証を繰り返す事が最善の策ではない時が多い。

特にデットラインや予算が限られている時には、繰り返しには限度があるからである。

そのうちの1つの解決策は採らなくては進めなかった。
何を選択するかは、ビジョンと経験則に依ってくるのだと思う。

 

深夜便にて次の経由地に向かったが、そこで文字通りぶっ倒れるように寝込んだ。

40度近い高熱は10年以上ぶりだろう。

体力が落ちているから感染を赦してしまった。

出発までのここ数ヶ月はボクシングの練習も中々できていなかった。

 

 

運動不足のままでのハードワークは、自分の体力を過信していたのかも知れない。

一日半で平熱に戻り咳も止まった。さらに2kg痩せた。

 

ベルトの穴が2−3ずれてしまいズボンが緩くなった。

目だけは爛々としているのだがこれもフィールドでの仕事中であるからだろう。

 

 

 

 

I pray for his happiness in the next life

  • 2013年12月05日

お世話になった方が亡くなった。

つい最近元気な声を聞いたばかりだったのに。

 

叱咤激励をいただき、そして温かい目で見守っていただいていたのに、

あまりに急すぎるよ。

 

一旦帰国を考えたが、遺志を継いで任務を全うする事にした。

葬儀にも参列できない自分を呪う気持ちがある。

人としてよいのかどうかと思ってしまう。

今私が抜けて帰国したらこのプロジェクトは頓挫する。

 

しかし彼ならば笑いながら続けたほうがよいと言うと確信している。

 

帰ったら墓前に花を供えて報告にうかがいます。

どうぞ安らかにお休みください。

 

mud on your face

  • 2013年12月03日

アチェ州に来ています。

史上最大の災害の1つ スマトラ島地震

23万人の方がお亡くなりになっています。

 

泥だらけになりながらフィールドで作業をしています。