お薦めの本

  • 2016年09月24日

今週読んだ本です。

 

なぜ失敗したのか?

何が問題だったのか?

日本は近代・現代史から学び得る機会をもっと増やすべきでしょう。

原因の究明なくして反省したところで、その方法がわからないはずです。

猪瀬直樹氏の昭和16年夏の敗戦は綿密な取材に基づいて書かれています。

力作です。

日本の若手の切れ者集団がシャドーキャビネットを作り、敗戦必至を正確に予測していた。

東条英機が首相になった経緯や、戦争を止められなかった背景がよくわかります。

 

 

もう一冊は私の後輩で外務省のホープに薦めていただいた本です。

吉田茂の自問。

日本外交の過誤についてOB、大臣そして現職の外務省職員からのコメントを踏まえて多面的に記載しています。

これは力作です。

外交ができることはとても大きいですね。

戦争を起こすことも回避することにも大きく関わります。

 

徳川統治時代を除けば、日本は好戦的な民族であることは歴史が示しています。

先の戦争も軍部が強すぎたことは事実ですが、それでも懸命に戦った外務省の職員。

これは読み応えがありました。

私が対峙させていただいている外務省の方々はとてもシャープであり柔軟性がありそして日本の明日を見据えている人ばかりです。

本省の方々と話すと考え方も、大きなことをスピーディーに動かす手腕などにとても共感します。

 

 

 

 

 

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