【街作り】 高架下

  • 2012年08月15日

高架下の活用方法は、都市部では飲食店の経営、郊外だと市民農園や駐車場・駐輪場が一般的ではないでしょうか?

商店街の再開発にはどんな手法があるのでしょうか?

色々な試みが今まで行なわれてきました。

 

BLUE TAMAGAWA OUTDOOR FITNESS CLUBがオープンしました。

小田急線和泉多摩川駅から徒歩2分にあります。

高架下にアウトドアフィットネスの施設がオープンしました。

小田急電鉄の最新の技術により騒音や振動は殆ど感じられません。

新築だがどこか力を抜いた雰囲気を醸し出しているのは木を多用した建築だからでしょう。

目の前の多摩川から涼しい風が流れる心地よいゆったりとした空間。

多摩川は絶好のサイクリングロードでありランニングコースです。

そこにおいしい食事、心地よい音楽、そして雨の日や寒い日でも活用できるスタジオがあればどんなによいことでしょうか。

 

新たなフィットネスの時代の到来を感じさせます。

駅から向かう人々にヨガマットやランニングウェアの人が増えた事に気づきます。

今までは無かった光景に変わりました。

街の活性化。高架下の活用。

小田急電鉄株式会社が創った新しいモデル。

自分の暮らす街にこのような施設があれば楽しいと感じる人がどれほど多い事でしょうか?

ライフスタイルの一部になり得るか? 人々に求められるか?

これらは永続的な運営には欠かせない事なのでしょう。

 

アウトドアフィットネスの特徴を考えた時に、身体的な側面としては健康の維持、そして、技術的進歩が上げられます。

一人一人にあったプログラムを実施すれば自分一人では分からなかった事が理解できるようになります。

精神的な側面としては圧倒的な爽快感があげられると思います。

 

結局街づくりとはなんなのでしょうか?

これは簡単なようでその解は一つでは無いのかもしれません。

建築物の話しだけで済む話しではないのでしょう。

 

端的にいえば「町の価値を上げる」ことではないでしょうか?

町の価値を決めるのは建物が全てではないはずでしょう。

また商品が全てでもないはずでしょう。

さりげなくそしてそばにあって欲しいなと「人々が感じる何か」ではないでしょうか。

 

誰一人なし得なかったことを実行された小田急電鉄の革新性。

その価値は町ゆく人々の笑顔が証明しています。

そして入会者の多さと、反響の大きさから感じ取れます。

 

今後の発展が楽しみです。