教え
- 2012年09月09日
アカデミーヒルズの講演が終了しました。
石倉洋子教授とはちょうど20年ぶりの邂逅となりました。
先生が覚えてくださっていた事に驚きました。凄い記憶力ですね。
20年前の大学院生であった時に毎週たくさんの英文の学術書を宿題として出されて、苦労しながら勉強した事を覚えています。
その時に速読の必要性を教えていただき、ずっと実践してきました。
当時教えていただいた、フレームワークやロジカルシンキングがこんなにも実際のビジネスを構築する上で役に立つとは思いませんでした。
そして20年前の生徒であった私が今度は講師として多くの生徒の前でお話をさせていただく事になりました。
教えるというのはとても責任の重いものですね。そして実践で役に立つ事を一つでも多く学んでいただきたいと思い微力ながら頑張ってみました。
100分の英語での講演とQ&A. 質問は30程度戴いたでしょうか。
とても白熱した講座になったようです。
カーボンフリーコンサルティングで実施してきた環境プロジェクトは膨大な数にのぼります。
その中で5つの具体的な事例を提示させていただき、皆さんにもアイデアを出していただきました。
環境とビジネス。奉仕ではなく仕事として永続的な運営を図る事。
これはとても大きな問題です。
I want to put my hands in the mud.
そんな気持ちを持って現場で働かないとならないと考えています。
とても大変です。
そして、自己満足であってはならない。
次回はFITがビジネスとして成り立つのかについてのディベートを行なう予定になりました。
FITは再生可能エネルギーの開発を促し、脱原発の流れを加速します。
環境負荷を減らす事ができます。
しかしどのような取り組みも功罪があります。
電気料金の上昇はGDPの下落、失業率の上昇、自殺率の上昇を招きます。
「たかが電力」と言う前に、人命に直結している事実をきちんと受け止めなくてはなりません。
そしてそれを如何に防ぐかの対策も併せて進めていかなければならないのかもしれません。
雇用を生まない再生可能エネルギー。ではどうやって受け皿をつくるのか?
ドイツ、スペイン、アメリカのように太陽光発電の大手が軒並み倒産した事実から何を学ぶのか?
課題は山のようにあるがそれでも進めなくてはならない事だらけです。
The absolute justice does not exist. The absolute evil does not exist.
しかし何かを遣らなくてはならない。
環境とは命に関わることです。とても責任は重たいですね。
週末なのにドリンク剤。
頑張ります。