移動
- 2012年11月30日
疲れていた。
早朝から働いて次の打ち合わせに電車で移動。
睡眠不足を補う為に、車中では目を閉じようとしていた。
次の駅で、杖をついた老人が乗ってきた。
前に座っている学生はゲームに夢中になっている。
隣の女性は化粧をしている。
その隣のおじさんは寝ている。その隣は携帯メール。その隣は漫画を読んでいる。
大丈夫か東京?
大丈夫か日本?
勿論席を譲った。
自己満足というか生き方の問題だろう
それでくたびれても構わないが、感性の鈍い人にだけはなりたくなかった。
それにしても日本はこんなだったか?
立ち上がってふと横を見ればつり革広告。
政治家非難のオンパレード。
国家破綻論者かと思うような週刊誌。
選挙前になると減税だ、脱原発だ、反TPPだと騒ぐ。
今までの主張が急に変わった政党をどうやって信頼するのか?
卒原発も含めてオリジナリティがないし、TPPの交渉にも参加すらしないなど経済的損失を理解しているとは思えない。
民主凋落新党ブームも連合ブームも民意とは程遠い。
国益を経済面ではなく平和という観点から俯瞰してみよう。
領土問題、拉致被害者問題の解決なくして日本の平和は保たれないだろう。
一方世界の平和を考えたら、暫く棚上げして解決まで何十年もかける方が穏やかな日々が続くだろう。
しかし拉致被害者救済に対して弱腰外交は国民の命に拘ることだから赦されるべきではないだろう。「毅然とした態度でのぞむ」程度で解決するほど簡単な話ではない。
またエネルギー問題だけでなく、防災全般に関して、何にどれだけ予算を使って何をするのか明示して欲しい。
未曾有の状況である。原発だけではなく、根底にある防災の枠組みの中に、原発の在り方そして新エネルギーの在り方を議論していただきたい。
新エネルギーは残念ながら雇用はうみださない。
電気料金値上げに繋がり、瀕死の経済がさらに疲弊させる。
失業率の増加は自殺者数増加に繋がり二次被害を引き起こす。
即時全廃は聞こえはいい。だが、国民の命の保証ができないならば、無責任な公約はすべきではない。円高、デフレ脱却は、失業率低下自殺者数減少に繋がる。
具体策を示さない党など信頼に値しない。
社会保障の財源をどうやって確保するのか?少子高齢化日本において目の前にある危機である。何万もの老人が困窮してしまう日が迫っている。
「年金制度の再構築」などと呑気なことをキャッチフレーズにする前に具体策を提示すべきである。国政である。
郵政民営化を問うだけの平和な時代では残念ながらなくなってしまった。
と思ったら終点に着いた。
打ち合わせが終わり急いで次に移動。
?
初詣?はや過ぎるだろう。
オクトバーフェスとを春にやるのだから11月に初詣を掲示してもいいのだろう。
いや、違うだろう。
何となく疲れた日には絵を描こう。
我ながら和んだ。