木を植える人
- 2018年10月15日
もちろん今でも続けています。そして木は育ち森になってきました。
植林をする際に気をつけなくてはならないことはたくさんありました。
まず、単一樹を植えるのではなく、現地の植生にあったものを多品種植えることです。
そして、現地の人々に喜ばれるものを植えることです。
枯れた時の対応をどうするのかも大切な点です。
最後に、植林が終わった後の活用方法の明確化です。
内蒙古だけで75000本以上になりました。
その後西ティモール、モザンビーク、外蒙古、十勝、沖縄、三宅島と拡大していきました。
数十万本に及びます。
木材として使用できるものや、寿命が100年以上になる木々たちもあります。
そんな中でも個人的に好きなのは果樹です。
10年以上前に湘南に小さな果樹園を作りました。100坪に満たない小さなとちです。
さくらんぼ、白桃、柿、ぐみ、やまもも、檸檬、金柑などを植えました。
病害虫に弱いぶどうなどは中々育ちませんでした。しかし高温多湿の現在ではすぐにつる性の雑草に樹木はやられてしまいます。手入れをきちんとしないと育ちません。
花を愛でることができて、果実もいただける。
剪定枝は薪ストーブで熱を取るためにつかいます。
焼却灰は植物にとって貴重な栄養分になるので、根元に撒きます。
そうして樹木はまた育っていきます。
雑草を抜き、手入れを行えば何年か経てば大きく育っていきます。
今は世界に散らばっている植林地のことを思うと少しばかり気持ちが安らぎます。
西ティモールの植林では美味しい果物が収穫できます。