日本での起業

  • 2018年09月14日

日本は起業に向いていないとつくづく感じる。

法人の設立は簡単だ。しかしそれは最初の一歩であって、そこから長く続く道のりが険しいのだ。

起業への優遇策など無い。

税務申告は複雑難解で、とても自分ではできない。

そのための税理士などを雇い会社維持するだけでもお金がかかる。

息を吸っても金がかかるのだ。

10年生き残る企業は6%程度しかない。

顧客訪問するにも、国内移動費はとても高い。

借入れはベンチャーは制度融資ぐらいしかない。しかも社長の個人保証が必要だ。

一回失敗したら次は厳しい。

仕事を始めようとしても、既得権益でガチガチである。

今までの実績を評価点にするから、新参者には仕事が取れるわけもない。

どこかの大手の下に入り、おこぼれを貰いなさいというシステムがまかり通っている。

おまけに受注者には、発注者の公的機関出身者が多く転職している。

天下り禁止法はザルである。適用するならば、地方公務員、独立行政法人の一般職員まで対象にすべきである。

役人は上から高圧的に物を言うし、大会社は中小企業に対して同じように接する。

ストレスがカスケード的に降りてくるのだ。

上層部へのコネクションがあることを知ると、手のひらを返して擦り寄ってくる。

そんな輩を今までなんどもみてきた。

なんて情けない奴らなのだろうか。

なんて小さな奴らなのだろうか。

なんのために働いているのか自分で理解しているのだろうか。

瑣末なことに忙殺されて、神経をすり減らし、本業に集中できない。

こんなおかしな事がまかり通っていいのだろうか。

日本の制度については疑問ばかりだ。

寛容性のない社会へ向かっている日本。

老人が前に立っているのに、優先席で寝たふりする若い奴ら。

して貰って当たり前のメンタリティ。

目立てば引き摺り下ろすことにしか喜びを感じない週刊誌。

それを貪り読む衆愚。

全然改善されないではないか。

うんざりする。