TCFDの義務付け 上場会社のみにならずサプライチェーンは刮目すべし
- 2021年10月07日
『金融庁は上場企業など約4000社を対象に、気候変動に伴う業績などへの影響を開示するよう義務付けることを検討する。開示を求める内容としては、温暖化ガス排出量や気温上昇に伴う損失影響の試算などが浮上している。
まず東京証券取引所が2022年4月に予定する市場再編で最上位市場に上場する企業に開示を義務付けるほか、さらに対象を広げて、23年以降に有価証券報告書を提出する企業全体に開示を盛り込むよう求める。
投資家や金融機関などは、企業が気候変動で直面するリスクや新たな収益機会を把握することができ、今後の気候変動対応を後押しする期待が強まりそうだ。』以上日経新聞: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB053WQ0V01C21A0000000/https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB053WQ0V01C21A0000000/
TCFDの義務付け 上場会社のみにならずサプライチェーンは刮目すべきことです。
プライム市場は2022年4月から。来年4月からです。
TCFDにはScope3までの算定は当然ですが、全体の1/4程度にしかなりません。
Scope3までの数値を活用して、分析を行い、どのような気候リスクがあるのか。そしてどのように回避するのかを経営陣は決めなくてはなりません。
まとめるのに数ヶ月は掛かります。
一部上場企業は自動的にプライム市場に移行すると考えている経営陣は、直前になって上場区分が下げられても遅いです。
その時になって、事務部門にやれと指令を出しても、手遅れです。
今ならばまだ間に合います。
頑張って進めてください。