サプライチェーン排出量の算定とシステムについて
- 2021年08月19日
随分とScope3までの算定を行っていますが、とてもじゃないがシステム頼みでの算定はできません。
一つ一つ分析しなくてはならないですし、個別の原料や商材のLCAについてはきちんと許可を取り、料金を支払って購入した原単位を用いなくてはなりませんん。
随分と雑な仕事をしている会社が出てきていますね。
また、サプライチェーン排出量の算定はとても大切ではありますが、TCFDについては、シナリオ分析や事業インパクトの分析を行わなくてはなりません。
さらにどのような経営方針をとって、リスクを軽減するのかなどについては、経営陣としっかりとした話し合いが必要になります。
勿論弊社もDXやシステム化できることは行っていますが、その一つ一つの精度については、二重三重の確認をしています。
荒っぽい仕事はすべきではありません。
あたかもこのシステムを使えば、業務量が極端に減りますというような、そんなものではないのです。
現場に最も近くいて、実査を行い、現場の声を聞いて、正確なものを作るのです。
コンサルの最も基本的な対応のはずです。
流行りに乗っかったようなやり方には危機感を覚えます。