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ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)の新基準 - 中西代表|環境への取り組み

ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)の新基準

  • 2023年07月01日

ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)が基準を設定しました。

2023年6月26日に公表された、最初の基準であるIFRS S1号及びIFRS S2号についてのプレスリリースによると、企業のバリューチェーンに由来する排出量であるScope3の報告が、企業の開示要求事項の一部として含まれることになったそうです。

また、気候関連のリスク及び機会が企業の見通しに与える影響を開示するための共通言語を初めて形成するものであり、世界中の資本市場におけるサステナビリティ関連開示の新たな時代の幕開けを告げるものであるとされています。1

これにより、Scope3の開示を行うことが求められるようになります。

初年度については緩和措置があるとのことですが、日本においては、2026年3期末(3月締めの企業)の有価証券報告書から記載することが求められるようになりそうです。

新しい基準は以下の通りです。

IFRS S1: 投資家による資金提供の意思決定に役立つよう、短期・中期・長期にわたって
直面するサステナビリティ全般に関連するリスクと機会について開示 

IFRS S2: 気候変動に関連するリスクや機会の開示について定めており、
ガバナンス・戦略・リスク管理、そしてScope1,2,3を含む指標・目標を開示

企業のサステナビリティ関連財務情報開示に関する基準であり、企業のバリューチェーンに由来する排出量であるScope3の報告が、企業の開示要求事項の一部として含まれることになりました。また、気候関連のリスク及び機会が企業の見通しに与える影響を開示するための共通言語を初めて形成するものであり、世界中の資本市場におけるサステナビリティ関連開示の新たな時代の幕開けを告げるものであるとされています。