Environment and Finance
- 2014年05月18日
おひさまエネルギーファンドが、法令違反等の事実が認められたので、証券取引等監視委員会は、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金行政処分を行うよう勧告しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140515/k10014468651000.html
大変残念です。
私もオフィスを訪問させていただいた事があります。
資金管理について、出資者の資金を管理する口座で会社の経費の一部を決済していたほか別の出資者から集めた資金を配当に流用していたとの事です。
あってはならない事ですね。
環境の中でも特に太陽光発電は一時期よりは沈静化してきましたが、バブルのような様相でした。
そして、金融の手法を用いた投資話が沢山生まれてきました。
信頼が崩れ去るのはあっという間です。
業界の方々には他山の石としないで、しっかりとした体制の構築をお願いしたいと思います。
ファンドとはなにか?
このようなことが発生するとファンド全体の信頼性の担保が無くなってしまいます。
出資者を守る為にも、金融手法を用いる時には細心の注意が必要だと思います。
鼻血騒動が続いています。
なにもそこまで大騒ぎしなくてもいいとは思います。
しかし、私なりに感じているのは「正確なデーターではなく自分の意図に沿う内容だけを書いてはいけない」という事です。
今まで多くのメディア関係者とお会いしてきました。
素晴らしい方々が多かったのですが、残念な事に出版したものや文章を読むと、一部には明らかに偏ったものが散見されます。
それは、インタビューした内容を深堀するあまり客観性に乏しくなってしまう罠に陥るライターが多いのだと思います。インタビュー相手が、或る事象の全体像を表しているのか?
特殊な人や、極端な意見をマスとして扱っていないか?
だからこそ、客観的で正確なデータに基づかないと危険なのだと思います。
インタビューの内容をまとめて記事にするのは容易です。
しかしその裏に或る客観性と正確性が欠けているのであれば偏った報道と言われても致し方ありません。
幾つかの正反対の意見だけを取り上げても意味はありません。
場当たり的なインタビューではなく、統計をとる手法も正確に用いた方がよいでしょう。
2年の歳月で掬い上げてきた内容が果たしてこれらの条件を満たしているのであれば堂々と戦えば良いと思います。