なぜPDCAなのか?
- 2016年05月16日
5Sと同じく、PDCAはよく聞く言葉ですが、未だにそんなことを真面目に提唱するコンサルがいたら疑ってしまいます。
そもそも作った本人がPDSAに改めています。
SはcheckではなくStudyの意味です。
その考え自体は正しいものなのでしょうが、最大公約数を選んだことで、業界や業種の特殊性を考慮していません。
PlanはどのようなPlanを作るのか?マーケティング戦略は?セールス戦略は?
DはDoですが、どのように「実行」するのでしょうか?そもそもDoよりもImplementationの方が表現として良くないでしょうか?
CでもSでも良いのですが、それを客観的にどのように評価するのかのHowがなければ、改善などできません。評価ならばevaluationの方が適切なような気がします。
AはActですが、なぜ「改善」なのでしょうか?誤訳なのか、意味を取り違えているのか?
Improvementsですよね?
いずれにせよ、PDCAも昔流行った2×2のフレームワークも、それっぽく聞こえるだけで役に立たないものばかりです。
フレームに入れて考えるより、もっと個別性を尊重し、現場に即した多面的な「改善」ができなければコンサルとしての能力がないと言われてもしょうがないでしょう。
コンサルはもっと勉強しなされ!