選んだ仕事
- 2016年06月05日
人道支援、環境問題解決のための仕事を選んだ以上は、自分にも厳しくないとならないことが多いです。
ビジネスクラスやファーストクラスに乗って、上辺だけの視察して終わりというような仕事ではありません。
ビジネスクラスを使うよりもエコノミークラスで3回渡航した方が、役に立ちます。
特に政府機関や国際機関の仕事を多く実施している以上、原資は税金です。
だからどんなに遠くても私はエコノミークラスを基本的に利用しています。
社長がこれだから、他のスタッフの方もそうせざるをえない状況です。
皆さんには申し訳ないと思います。しかし、そういう仕事なのです。
南米出張は、アメリカ経由かヨーロッパ経由になります。
季節や時期によって価格も異なります。
アメリカ経由の方が早いのですが、乗り継ぎがうまくいかないこともあるので、ヨーロッパ経由を多く利用しています。
移動に費やす膨大な時間。勿論体だってきついです。
40時間もかかって到着して、そのまま調査を開始することはザラです。
衛生的でない場所は当たり前というか、そういう場所が仕事場です。
環境の仕事はこんなものです。
現場はもっと危険で、汚い。
今回の仕事も、汚泥や臓器や動物の死骸の処理に関係することでした。
3K何て言葉がありましたが、正直言って日本のレベルとは筆舌しがたいものがあります。
体張っています。
飛行機の中でも、まだ薄暗い早朝でも、調査結果をまとめなくてはなりません。
人が絡む仕事だから、感情が渦巻きます。
きちんとした理論に基づき、人道に配慮したプロジェクトを作らなくてはなりません。
正解はあるのかもしれないし、無いのかもしれません。
でもね、思うのです。
口先、指先だけでは世の中変わらないと。
人任せではなく、自分が当事者にならないと世の中変わらないと。