The best season for reading
- 2016年10月23日
読書の秋
私は巡航速度は維持していますが。
今週読んだ本です。
ネススト・マーケット
名著ですね。BOPというとユニリーバやグラミン銀行ばかりがクローズアップされて、
成功事例が少なすぎて参考にならないことが多いのです。
しかしセメックスについてはまだ知られていないことが多いです。
私も仕事でセメックスと色々と繋がっているので、その先駆的な取り組みには合点がいきました。
僕たちは世界を変えることができない
青臭いし、読み物としては体をなしていないですがこういう考え方があってもいいと思います。
正しい行動を一つでもやり遂げることの大切さ。
環境の話を酒を飲みながらするような会や、
環境の講座ばかりを受講しているだけ、
所謂『環境意識高い系』や、
海外のニュースを自分で検証せずに左から右へ2次情報を流すようななんちゃって環境ウエブメディア。
これらよりは余程良いです。
現場に出て、どんなに小さくても貢献する。
貢献しなければ、何を喚こうが書こうがゼロです。
飲み屋でくだをまいているのと何ら変わらない。
Actが伴わなければ何もやらないのと同じです。
当たり前です。
大の大人や、立派な経歴の方々が何故やったふりを続けるのでしょうか?
社会科見学はもうおしまい。一歩前へ。
里山資本主義
最近巷でよく使われる里山資本主義という言葉。
ちょっと違和感があります。FITにより林業にお金が回るようにする。
維持管理代、廃棄物処理代を含めて考えると大きな利潤が生み出されます。
持続可能な世界とは、持続できるだけの財源がどのように確保できるかどうかがそのしくみづくりの根幹になければなりません。
理想だけで地域は動きません。
資本主義という言葉をつける意味はないでしょう。
里山の活用、里山再認識という意味で良いと思います。
毛沢東 日本軍と共謀した男
遠藤先生の説が正しいと仮定した場合、とてもじゃないですが何十万の同胞を殺した人を建国の父と崇めることはできないですね。宗教は精神のアヘンであるとして否定し、言論を弾圧し、文化大革命によって思想を封殺した。
内容はとてもショッキングですが、一つの説として検証は必要だと感じます。