パリ協定の批准
- 2016年11月09日
国連本部に8日夜に提出が終わりました。
これで日本も2020年以降の地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に参画する手続きが完了しました。
「出遅れ」報道が多い中、最後は巻き返しが入り早々に国会で可決されてよかったです。
京都議定書は失敗したのか?
その答えは歴史が証明するしかないと思います。
しかし、各国が集まって第一歩を踏み出した歴史的な取り組みであったことは間違い無いでしょう。
京都議定書は完璧なものではなかったのは明らかです。寧ろ制度としては改善点がたくさんありました。
それはそうですよね。人類初の取り組みだったのですから。
京都議定書の採択は1997年ですが、発行したのはその8年後の2005年。
ずいぶん産みの苦しみが長かったのです。
パリ協定は、京都議定書で学んだレッスンを生かして、プレッジアンドレビュー方式を採用しています。
自分で目標を宣言して、レビューを受け入れて、その結果に基づいて改善していく仕組みです。
法的な義務はありません。
随分とマイルドになりました。
目標としている+2度を達成できるのか?
意見は大きく分かれています。
それでも全員参加型にしたことの意義は大きいと思います。
始発電車には乗り遅れましたが、外交とか政治利用ではなく、日本は日本としてしっかりと歩んでいけば良いのだと思います。
ではみなさん頑張っていきましょう!