off-street
- 2015年08月12日
路地裏
古い町並み
ハノイから800km 南
小さな会社だが、社長として何年も経営をさせていただいてきた。
なんのコネもなかったし、知識もなかった。
だから回り道しながら、一生懸命勉強して、プロとしてお金をいただける仕事を作ってきた。
自ら課した難しいビジネスモデルを実践するためであった。
金儲けするならば、全く違ったビジネスモデルで事業を行った。
社会的意義のない仕事はないのだろう。しかしその意義が大きいものでなければ、事業化する気持ちになれなかった。
一歩踏み出すための意義が私には必要だった。
我が国は技術大国であり、その礎を作ってきた技術者とメンタリティーは一緒なのだと思う。
私は技術者ではない。それでも自分にしかできないこともあると信じている。
さて、第2創業期と宣言してから日が経ってきた。
日々の瑣末な仕事に追われながら、惰眠を貪っていてはならないと思う。
ベンチャー企業であるならば、安穏としていては先を読むどころか置いてきぼりになってしまう。
たくさんのことが頭の中を駆け巡る。
勝負することが、貢献することでもあり、身を守ることにも繋がるのだと思う。
どんなに疲れていても朝になれば復活し、早く仕事をやりたい気分になる。
ずっとそうだった。
しかし、どうも様子がおかしい。朝も体がだるいのだ。体がだるいと気分も晴れない。
我ながらどうしたものかと思ったら、なんのことはない「夏バテ」だったようだ。自分は夏男だと思っているし、今まで夏バテの経験が殆どなかったから、病気なのかと思ってしまったぐらいである。
コーカサス地方から帰ってきて、すぐに冬の南米に行って、猛暑の日本に帰ってきた。もちろん週末にも働いてきた。
そんな気候と時差にちょっとばかし心身の疲れが溜まったのかもしれない。
山のような仕事。休んだらさらに積もる。
しかし、休むときは短時間でもきっちりと休んだほうが良いのだろう。
可能ならば週末少しばかり本でも読んでゆっくりしてみよう。
きっとそのほうが効率も上がるのだろう。
東京と変わらない気温。
照返しが柔かいぶんだけマシかもしれない。
日本だけではない。
ヨーロッパも北米も高温が続いている。
多くの死者が出ている。
ベトナム ハノイ
成果を出すまであと一歩
南米に行くときには、欧州か米国にトランジットしてから同じぐらいの時間を飛んで漸く辿り着く。
アフリカも似たようなものだ。
それに比べるとアジアの大都市に向かうときはものすごく近く感じる。
あっという間である。
新幹線に乗っているのとさほど変わらない感覚になってしまうこともある。
通常は週末に移動するか、深夜便で移動する。
そうすることによって平日をフルに稼働することができるからだ。
今回はフライトの関係で平日の夕方発での移動となった。
なんとなく座りが悪いから、機内でも仕事をしている。
普段できない作業も数時間あればやれることもある。
意外に捗るものだ。
原爆投下から70年。
民間人への無差別攻撃。
10万人以上の命が失われた。
その前の東京大空襲。
その後の長崎への原爆投下。
唯一の戦争被爆国であり、そして原発による被曝した国である。
平和構築は難しい。そして現在でも日本を取り巻く環境は決して平和ではない。
この日本における平和を維持するためには、防衛がどうしても必要だ。
理想の世界は、取り巻く環境も含めて皆が平和で暮らせる世界だろう。
しかし、現実は異なるのだから、維持するためには守らなくてはならない。
戦争では、原水爆ではなく銃や爆弾で多くの人が亡くなっている。
民族紛争では、もっと原始的な刀などで大量の人が亡くなっている。
武器の種類を変えたところで戦争は結局のところなくならない。
それでも原水爆廃絶。これは進めていくべきだろう。
70年経ち、風化してきてしまったものが多い。
被爆者が高齢化してきている現在において、後世に語り継がなくてはならないことは多いだろう。
平和への祈り。その想いの伝播。必要なのだろう。