Night in Bangkok
- 2017年07月31日
バンコクの夜の街
私は夜遊びはしないが、少し歩いてみた。
身体を鍛え始めて40日が経った。
鍛えると言ってもウォーキングが中心で、
あとはスクワット、腹筋、腕立て伏せぐらいだ。
ウォーキングは10キロほどの時も多い。
僅か40日だが体力がついてくることが実感できる。
普段極端な運動不足であったからだ。
自分では意識していなかったが、運動不足が始まったのは震災からである。
私の中の死生観が変わってしまったようだ。
以来パタリと運動することを辞めてしまったのだ。
考えを変えて、今は身体を取り戻すことを始めた。
もう好い加減よかろう。
最初の3ヶ月はリハビリ兼ねて今のメニューをこなす。
そして、その後はランニングやトレランの他に、アウトリガーやヨガなどを行う。
更に体が出来てきたらボクシングを再開することにしたい。
とはいっても、いつも傷をおっていた時のようにハードな
スパーリングは行わないつもりだ。
流石に仕事に差し障りがあるからだ。
出張中は早朝から夜まで仕事が入っている。
また外を歩くのも治安上良くない。
だからホテルのジムで短時間でもいいのでマシーントレーニングを行う。
15分あれば結構な箇所を鍛えることができる。
日本では少子高齢化が大問題である。
世界的に見ても日本は突出している。
http://www.globalnote.jp/post-3770.html
65歳以上では日本は世界一である。
日本のようにリハビリテーションの技術や体制が進んでいない国も多い。
技術と人材。
これは大きな課題である。
タイの現場を回っているが、タイは深刻である。
世界のランキングだけからでは見えない。
技術の遅れ、人材の少なさ。
そして、ここから20%を超えるまで一気に高齢化が加速する。
これは一筋縄ではいかない。
色々な国で色々な事業をやっている。
面談は1日に5つも6つも入ることがある。
自分の記憶には容量の限度がある。
だから面談については逐次メモを取っておくことにしている。
面談中は必要最低限のことしか書かないが、
時間を空けずにすぐに整理しておくし、
必要とあれば写真を撮るようにしている。
こうすることによって、相当数をこなすことができるのである。
頭を整理するために、次の面談の前には、
前回までの記録に目を通しておくのである。
1つのプロジェクトが終わる頃には、報告書にまとめるとともに、
関連資料をデータとして保存しておく。
紙媒体はスキャンしてクラウドで保存。
膨大な量であるがクラウドを使えば、
世界のどこにいてもすぐに取り出すことができる。
タイの飛行場には迎えの車を用意してある。
そしてそのまま打ち合わせに直行である。
こんなの全然当たり前である。
南米に30時間かけて行ってそのまま3つの打ち合わせをこなすこともある。
エコノミークラスで移動してだ。
私の仕事は国際機関からだったり政府からの仕事が多い。
税金であるからして、できるだけ出費を抑えるべきだという
気持ちが強いのだ。
だから「海外飛び回っていいですね」なんて言われる時には
思わず苦笑いしてしまうのである。
汚くて、危険と隣り合わせの仕事である。
人の欲がむき出しとなり、草臥れ果てても成果が出ないこともある。
サラリーマン気質の人には到底向かない仕事である。
金だけを考えても労力を考えても、
割のいい仕事など幾らでも世の中にはあるだろう。
要するに何を望むかである。
私にはこの仕事が向いているのだ。
それ以上でもなければそれ以下でもない。
タイの連休に当たってしまい、ちょっと長めの出張になった。
飛行機の中は本を読むこともできる仕事場である。
ブラジルに関する経済本を一冊読んだ。
さらに、ラオスに関わる報告書を作成し、
これから始まるタイ案件のおさらいを行っている。
到着までにはタイに関する本を1冊読むことができるだろう。
新しい知識を得て、そして活動する。
書籍代をケチってはいけない。
そして、鵜呑みにしないで咀嚼して、何冊も読んで、
自らの頭で多面的に分析しなくてはならないと考えている。
1国の1分野のことだけでも何冊もの書籍を読まなくてはならない。
論文を読まなくてはならない。
プロなのだから当たり前である。
それが仕事の一部である。
自分の知識に不足がなければ、自信を持って臨めるのだ。
そして、化学反応を起こして永続的な事業を構築するのだ。
自分のアイデアが形として出来上がる。これは素敵なことだ。