キュレーションメディアだけでないweb情報の詐欺行為
- 2016年12月11日
キュレーションプラットフォームが全て偽物だとは思えません。
しかし、出鱈目なやり方をしているIT企業が多いと感じています。
根拠の乏しい記事、大量のコピペ。
著作権法上、「引用」は適法な行為とされていて、著作権者の承諾なく行うことが可能であることはよく知られています。
しかし、語尾や順番を変えただけの文は、内容的には「引用」ではなく「パクリ」です。
検索エンジンの上位に乗ることが目的の一つであるならば、なんと浅ましい行為なのでしょうか?情報リテラシーの以前の問題です。
編集部がお金を支払って素人さんにライターとして、仕事仲介サイトを通じて具体的な指示を出して書かせていた。
いわゆるリライトというものです。
靴の底を減らして、調査を行って文章で飯を食っている私にとっては冒涜以外の何物でもありません。
1文を調べるのに地球の裏側まで飛ぶことも、1週間かかることすらあります。
キュレーションのサイトだけの問題ではないと思います。
実際は、「個人情報保護」の悪用で、あたかも第三者が投稿したような体裁をとっているサイトが多い。
勿論関係者が投稿した自作自演です。
実在しない人を勝手に作り上げるのですから、詐欺行為です。
そういったサイトの運営会社が告発されて、出鱈目な状態から正しい状態になって欲しいと思います。
インターネットは今後何十年と続いていくことでしょう。
これは今話題の医療関係のキュレーションサイトだけの問題ではありません。
寧ろ一罰百戒的な扱いにされて気の毒だと思います。
多くのwebを使っている企業に言えることです。
将来のためにも、出鱈目なサイト運営は禁止する罰則規定が必要なのでしょう。