社会貢献ビジネス

  • 2012年07月09日

最近学生や人生に悩んだ若い方々にアドバイスを求められる事が多いです。
彼らの人生に少なからず影響を与える可能性があるから、無責任な事はいえません。

彼らが私に求めている答えは、「社会貢献ビジネスは大変だけど、夢があって遣り甲斐がある。誰かの為に生きる事は幸せだ」ということでしょう。

カーボンフリーコンサルティングは、環境プロジェクト開発を通じて沢山の社会貢献を実施してきました。

だからこそ、その楽しさも知っていますが苦しみも現場で体験してきました。

私は高邁な理想だけで空回りしている組織を沢山見てきました。

社会貢献をビジネスにする事がどれほど困難でリスクが大きいかを知っています。

社会起業家などと若い人々を煽る事は、一度でも自ら立ち上げて苦労した人ならばできないはずです。
旅に出るとか出ないとか
本を読むとか読まないとか
スイッチが入るためのきっかけにはなるかもしれない

しかし、自分に自信を持つためならば、何かをやり遂げていかなければ決して成長などしない。

それが小さなことであっても、自分で決め、自分ですすめ、やり遂げていく積み重ね。
社会科見学を幾ら続けても当事者ではないのです。

どこかの誰かではなく、自分が汗水流して働くのです。
戦うのです。

自ら独立していないで社会貢献などあり得ないのです。

 

武器を持たず、防御も知らずして自己啓発・精神論だけで突っ走る程愚かなことはありません。

リスクを知り、そしてどうやって回避していくか?

先人達の教えを謙虚に聞き、失敗事例からも学ぶことができなければ成功しません。

5年生き残る会社は15%です。

85%が生き残れないのです。営利企業であってこの確率です。

常識を知り、常識を打ち破る。

そしてそれをビジネスに変えて多くの人々を救えるようにする。

至難の業ですよ。

営利企業が利益の一部を社会貢献に回す方が多くの人々を救えるかもしれません。

美しい言葉に踊らされず、経験した人から学び取る事。

その気概をお持ちならば心から応援したいと思います。