0 ゼロ
- 2013年02月05日
永遠のゼロを読みました。
百田尚樹氏のデビュー作にして代表作なのでしょう。
『戦後多くの新聞が、国民に愛国心を捨てさせるような論陣を張った。まるで国を愛することは罪であるかのように。一見、戦前と逆のことを行なっているように見えるが、自らを正義と信じ、愚かな国民に教えてやろうという姿勢は、まったく同じだ。その結果はどうだ。今日、この国ほど、自らの国を軽蔑し、近隣諸国におもねる売国奴的な政治家や文化人を生み出した国はない。』
登場人物の一人の言葉です。かなり過激な言葉を使っています。
しかし、何が起こったかを戦争経験者から直接聞ける機会はどんどんと減ってきています。全てを否定するよりも、そこからの学ぶことにより得られたことを後世に伝える必要性を感じます。
軍人全てを軍部に洗脳されていた、テロリストと同じだと言う考え方はあまりに浅薄なのでしょう。
戦争はあってはならない。しかし、戦前戦中の日本を全て否定する近代史も歴史を歪めているのではないかと考えてしまいます。
「国を愛すること」が、右傾視されて思われてしまう日本の風潮に一種の危機感を感じます。「安倍内閣になり右傾化が強まった」との見方も、あまりに今まで左に寄りすぎていたのではないかと個人的に感じています。日本の復興を支えてきた産業がここまで強烈な円高で沈みかけているのに政府は何も手を打たなかった事実。個社の努力を越えた領域は国として何を守るのかという最も基本的なことを忘れていたかのようにも感じます。
私は左でも右でもないニュートラルな立場を貫きたいと思います。
そのことによってノンポリと揶揄されても構いません。
筆やデモで平和を勝ち取るならばそれはそれで良いのでしょうが、私は具体的なプロジェクトを世界各地で実施することによって行動で勝ち取っていきたいと考えています。
国際支援、環境プロジェクト、人道支援。呼び名は構わない。
しかし一人でも多くの人々に安定した生活を自分の命と引き換えに与えられたらそれで良いと考えています。
ここでは何を始められるでしょうか。@フィリピン