汚れた廃プラ
- 2019年07月09日
テレビでは海外に水揚げされたコンテナを開いて、「ほらこんなに日本からゴミを我々の国に送りつけてきている。とんでもない話だ」と現地の政府高官がメディアをよんで、これ見よがしに叫んでいる。
コンテナの中身はペットボトルである。
環境の専門家から言わせてもらうと、これは立派な資源だ。
綺麗にバンドでまとめられたペットボトル。
すぐに資源として利用できるクオリティのものだ。
わざわざ日本で港まで陸送して、コンテナで海上輸送する。その手間とコストをかけてまで海外にゴミを捨てに来る理由がわからない。
もっと勉強しろと言いたい。
たばこの吸い殻が入ったペットボトル、使い終えたままのシャンプー容器などは新たにバーゼル条約の対象になった。これはあえて日本が主導したものだ。
成果ありだ。
しかしそもそも、固形化燃料は平成22年1月20日にJIS制定されている。
ご存知の通りJISは、規格や測定法などが定められた日本の国家規格である。
今月からは改正されて工業標準化法から産業標準化法になったが、法に基づいた厳格な規格である。
これ以上の規格を持っている発展途上国はあるのだろうか?
今後固形化燃料についてはバーゼルの対象外となる。
朗報である。