日産、世界で1万人超削減業績回復へ生産体制見直し
- 2019年07月24日
そんなタイトルが目につく。
トップの不祥事。経営陣の管理能力のなさの皺寄せが、結局は非力な労働者に来てしまうのだ。
業績を回復させると言って工場を閉鎖させたゴーン氏。
さらに自らもその要因となった業績悪化のための人員削減。
1万人と簡単にいうけれど、それぞれ家庭があり、生活があるのだ。
失業した方々が全員すんなりとより良い条件で雇用されることはない。
はっきりいうが、失業率と自殺率の相関関係は高い。
自殺しないまでも離婚する家庭や子供が学校に行けない家庭も出てくるはずである。
遠い国の他人事にすべきではないのだ。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6331021
経営陣に車に対する愛情はあるのだろうか?
やっていることはゴーン氏と何が違うのか?
メーカーならば、自分が手塩に育てた技術やブランドをどこまでも大切にすべきだろう。
最近の日産に、メーカーとしての根幹に関わる気持ちを感じることができない。
社外取締役を含めて刷新した方が良いのではなかろうか?
20年近く日産の株を保有してきた。
業績が上がっても、経営者の給与で消えてしまいなんら株価に良い影響はなかった。
せめて日本車に夢を持ちたかったが、失望しか得られなかった。
日産を愛する全ての人々に対する裏切りである。
もちろん株は売却した。
株を握られているので方法には限りがあるが、もはや外国人経営者頼みの時代ではなかろう。
MBAホルダーや英語が話せる程度がなんだというのだ。
学歴偏重の時代でももはやない。
企業経営とはそんなものではない。
ブランディングの大切さ、社員への思いやり。ステークホルダーを大切にしない会社に未来はない。
日本独自の経営を取り戻し、再構築してもらいたいと思う。