邦人を護れ
- 2020年01月27日
日本人帰国に政府専用機活用も 菅氏「あらゆる手段追求」 新型肺炎
この記事を読むと感じることがある。
イランイラク戦争開戦時に、イランに取り残された邦人を日本政府は救出に行かなかったことだ。有名なことだから記憶にある人も多いだろう。
その時の外務大臣は安倍晋太郎氏である。
国会の議事録がある。
http://ertugrul.or.jp/?page_id=1010
外務省も大臣も懸命であった。
しかし当時の法律が足枷となって救出機を出さなかった。
これは政治判断が必要であった。
中曽根氏が総理大臣であった。
結果としてトルコ政府に救ってもらうことになった。
1890年のオスマン帝国軍艦のエルトゥールル号救済の返礼である。
外交だけではなく、トルコ政府が日本に恩義を感じていてくれたお陰である。
危険を顧みず、邦人を優先的に救出してくれた。
今度の新型肺炎とは事情が違うと言うことはわかる。
当時の判断は正しくはなかったのだろう。
歴史が証明してしまっている。
しかし今、政府専用機すらすぐに飛び立とうと検討している。
いいことだと思う。
政府が国民を護らないでどうする。
国家の最大の責務は国民の生命、財産、そして国益を守ることである。
これが国としての根幹である。