Reunion
- 2012年03月03日
クレディスイス出身者のOG,OBが集まったReunionが催されました。
およそ300名が参加しました。
凄い数ですね。彼らとチームを組み、その10倍以上規模のライバル相手に戦っていました。
アイデアとスピード。そして結束力。とても大切だと学びました。
2001年.CSFPの検査妨害等の不祥事で告発されたあとで、当時のクレディスイスは壊滅状態でした。
それまで大手投資銀行で働いていましたが、会社の看板としっかりした体制があればできて「当たり前」で、「勤め人としての遣り甲斐」を感じられずにいました。
そんな時に縁あってクレディスイス復興のために呼ばれました。
猛烈な逆風の中、私のように復興に掛けた人たちが集結し猛烈に働きました。
口角泡飛ばし議論し、走り回り信頼回復と組織改善に奔走した日々。
同僚達とは信頼関係で結ばれ朝から晩まで一緒でした。
邂逅した仲間達からは、あの時代に私が手掛けた様々な案件で、夜中まで働いた事等を懐かしそうに話しているのを聞きました。振り返る事をしなかったのですが、自分なりに精一杯やっていたんだなと感じました。
自分が生きてきた道。それが無様であっても、それも己の影。自分が決めたから今の自分がある。
己の影は嘆いてもしょうがありません。できない理由は自分が変える為の努力をしなかっただけなのでしょう。
苦労してきましたがその時の経験は貴重でした。
今思えば勤め人としては充実した日々でした。
自ら起業したのは社会に必要な事を、零から自分で始めてみたかったからです。
看板を捨てというか看板などない、金融時代の人脈を全く頼らない、知見もない、知り合いが誰一人いない横浜という町で机ひとつから始める。
あるのはそれに掛ける情熱のみ。
そこから下はない。産み出すのも選択するのも自分。
起業した当初は電話が全く鳴らない日々が続きました。
猛烈に勉強し、アイデアを産み出しても空回りする数ヶ月。
それでも突き進んで初めて見える世界がある事だけを信じて続けてきました。
いつの間にやら多くの仲間ができ、多くのお客様に支えられて独り立ちできるような企業に成長させていただきました。
たまには昔の仲間と会うのは楽しいものですね。
みんなそれぞれの道で充実した人生を過して貰いたいものです。