人もをし 人も恨(うら)めし あぢきなく
世を思ふ故(ゆゑ)に もの思ふ身は
(後鳥羽院)
現代訳はこんな風でしょうか?
人が愛おしいくも、人が恨めしくも思われる。
いまのわたし身では世の中はつまらないものと悩んでしまう
源氏と平家の戦いが続いていた激動の時代に産まれた後鳥羽天皇。
隠岐諸島 海士町で崩御された希代の歌人。
海士町での講演のあと歓迎会を催してくださいました。
三味線。踊り。
島の文化と人々の優しさに触れました。
日本は小さい。しかし奥深い。
上辺だけでない。流行りでない。
そんなもので文化や人の気質を変えてしまう事はあってはなりません。
コンサルタントとして筋の通った仕事をしたいと思いました。
島根県に或る隠岐諸島は訪れた事はありますか?
出雲縁結び空港から隠岐空港へ。
今日はそこから更にフェリーで1時間ほどいった島海士町にお邪魔しています。
環境と観光。
Iターンの人々の職の創出。
変えるべき事。変えてはならない事。
島の人々の優しさ。文化。
一時的な人気をとるような浅薄な事は断じて避けなければなりません。
ないものはない。その通りだと思います。
長い年月をかけて築き上げてきたシステムを尊重し、緩やかでそして地元の方々に長い間喜ばれるような変化。
これは仕事の醍醐味でもあります。