新酒
- 2012年02月21日
新酒、ひやおろし、山廃仕込みの意味は正確にお分かりですか?
大吟醸、吟醸、純米、本醸造の違いはお分かりですか?
実ははっきりと説明できる人は少ないようです。
ワインには蘊蓄を垂れる人が多いのに日本酒については基本的な事すら知らないのはもったいないですよね。
私は和食と洋食という括りで分けると和食をいただく事が多いので何をいただくかは気になるところです。
正直にいって和食に合うワインは少ないと思います。
生牡蠣ですらどんなに合致するシャブリであっても、磯臭さが出てしまい双方の味も香りも消し合う関係だと思います。
敢えていうならば甲州種であればよいと思います。
しかし日本酒の方が合うと思います。
無神経に何でもワインを進めてくる和食屋もありますが勉強が足りないのではないかと感じる事が殆どです。
ワインを薦める前に自分の作る料理に合う日本酒すら知らないのでは本末転倒です。
近所の酒屋から新酒のおすすめを教えてもらい購入しました。
新酒の場合には、米の収穫時期に左右される事も多いので、山田錦のような熟成が進んだ方が旨くなる米よりも早稲の方が味が良いようです。
巌 「いわお」と読みます。ついつい同名の先輩がいたので思い出してしまいますが。
実に旨い酒でした。
昨晩は、大吟醸をいただきました。吟醸香がわざとらしい酒は苦手なので大吟醸は自分には当たり外れが多いと感じています。
ところが昨日飲んだ酒はいずれも当りでした。獺祭の二割三分。これは贅沢ですね。もう一本は天吹愛山。
逸品でした。
酒なら米。ワインなら葡萄。ビールなら麦。
豊かな自然があってこそ。その年の出来具合に味の差が出る。それもまた自然環境の恵みと考えれば楽しいですね。