音楽の或る日常
- 2012年03月21日
音楽は気持ちを鎮め癒してくれます。
家で朝起きてすぐに、出張の移動中にも聞いています。
最近はバッハを聞いています。
代官山に新しくできた蔦屋書店に立ち寄りました。
品揃えが多く本好きの気持ちを理解している作りになっています。
そこでバッハの人生について書かれた本を購入しました。
これ程美しい旋律を作り出すバッハはどんな人物だったのか本を読んでみました。
バッハは当時認められず、激昂しやすい性格から職を転々として不運な人生を送りました。
未亡人は遺産すら税務署にいちゃもんつけられ少額しか受け取れず極貧の中で亡くなりました。
バッハは君主に仕えたり学校の先生をしながら生計を立てていましたが、当時は難解であり、過剰な演出であると疎まれました。
また晩年は、かつての弟子から時代遅れであるとも揶揄されました。偽医者に掛かりドイツが産んだ偉大な音楽家は失明してしまい失意のままなくなりました。
バッハの素晴らしさは19世紀まで埋れたままで忘れられていました。
本物は流行り廃りではなく残るものである。
稀有な逸材はその価値を歴史が証明するしかないときもあるのでしょう。
自分の評価は自分でしない。
世の中も変わります。
時間が経たなければ分からないこともあるのでしょう。