イスタンブール 午前4時
- 2015年09月05日
トルコ イスタンブール 午前4時
12時間ほどの移動。短いものだ。
溺死したシリア難民の子供の写真に世界が衝撃受けた。
トルコの海岸である。
シリアから逃れてくる難民が後を絶たない。
一縷の望みをかけて海を渡る人々。
助けられずに、海で散る人も多い。
一体何をやっているのだろうか?
人道支援はスピードとの戦いでもある。
世の中に絶対的な正義など盲信すべきではない。
それは危険な思想だし、仮想の敵を作り上げて戦う自分を演出しているだけに過ぎない。
されど、非戦闘員を助けることが何故進まないのか?
これは、正義・悪の問題ではない。
結局自分は何もしてやれないって決めつけているのは自分自身であって、
誰も「あんたは何もできないよ」なんて他人が決定はできるものではない。
要するにやらないだけだよね? 何をやるのか判断できないだけだよね?
他に優先することがあるんだよね?
私はそれを自覚して生きている。
少なくとも。
自分の無力さを自覚し、無力ではなくなるように少しでも前に進む。
批判ではなく、行動ができるように。
口や指ではなく、心と体が現場に行けるように。
もっとも効果的にやれることを進められるように。