南半球なので、南に行くほど寒くなります。
そうはいってもこの時期のパラナ州にしては低温の日々が続いています。
10~15度ぐらいだと、服を選ばないと寒い思いをします。
こんな時のために、1枚はジャケット用意しています。
Mammutのジャケット。
ゴアテックスです。雨は弾くし、湿気はこもらない。軽くて暖かい。
このジャケットで何度助けられたことか。
もう5年来ています。
世界中をぐるぐると。地球何週分でしょうか。
寒い場所、雨の中。これ1枚で風邪にならずに済みました。
オススメです。
糞尿 臓器 動物の死骸
そんな現場で活動しています。
環境の現場はこんなところも含まれます。
現場を知らないで環境は語れません。
解決するための知識がなくては前に進みません。
たまに、日本における環境の世界の一人者とされる方々の集まりに呼ばれたりします。
しかし、彼らと話していると大きな違和感を感じざるを得ません。
共通しているのは、2次情報と流行り物には敏感なのに、現場を知らない。
技術を知らないことです。
申し訳ないですが、それでは環境改善などできるわけもありません。
多くの方々が、中身は素人さんです。海外の環境の専門家とまるでレベルが違います。
それならば、現場で汗水垂らして働いている方や、技術者の話の方が余程ためになります。
自分ブランディングや、二次情報をネットで垂れ流す時間があるならば勉強すべきです。
環境の現場
そこは汚くて、危なくて、人間の感情がドロドロしていて。
そして、それでも人と人との触れ合いがあって。
世界中のどんな場所にも、頑張っている人たちがいて。
現場を知る。
もっとも基本的なことだと思います。
足を使って一次情報を取得する。
解決するために、勉強する。
その繰り返し以外にありません。
最近銀行やら証券の人たちと話す機会が多いです。
金融業界には、優秀な頭脳が集まっているはずなのに、勿体ないなと感じてしまいました。
私の古巣の業界でもあります。
しかし、金融機関の人は勉強しない人が多すぎるようです。
ボンドマス(債券数学)とか何十年前の話しをしているのだろう。
今時IRRを盲信する人がどれぐらいいるだろうか?
IRRの数字など、規模を示すことはできないし、潜在力を示すものでもない。
いつからこんなになってしまったのだろうか?
頭の良い人ならば金融の知識は1ヶ月で習得できるレベルから変わっていない。
企業評価モデルも未だにDCFを使っていては企業の何がわかるのだろうか?
トリプルボトムラインも知らないで、金融や会計の何をしっているのだろう。
もはや企業運営の常識にもなっている、CSRについてどこまで金融業界は認識しているのだろうか?
行政からは指導が入っているはずなのに、未だに社長の個人保証と保証協会の制度枠での融資。金利を上げれば、個人保証をしなくても済むようになりました。
とある国会議員に個人保証という悪癖をなくさない限りは、日本に起業家は育たないと伝えたところ、逆に「制度は作った」と言われてしまいました。
しかし、どれほど多くの経営者が知っているのでしょうか?
これはきちんと貸し手側が事前に説明する責任があると思います。
この調子ではフィンテックに取って代わられて当然でしょう。
ATMの手数料を横並びにするのも然り。独禁法に違反していなくても倫理面での課題はあると思う。
優秀な人、TOPの住民がブルーエコノミーを作らないでどうするのだろう。
時代が止まってしまっているようです。
自分は安全な立場において、フリーランチを食べるだけの業務ならば、もはやその存在意義は薄くなるばかりです。これでは今後生き残ることはできないでしょう。
エールをこめて言います。
金融業界の方々はもっと勉強しなされ!