夏の食物

  • 2016年07月18日

夏は美味しく食べられるものが限られる。

魚は、脂がのっていない。

その分シンコが食べられる。

うなぎもうまい。

鮎も鱧もうまい。

青魚もうまい。

夏には夏の魚。

 

そばはいただけない。全く風味がない。これは新そばまで待つ方が良い。

そうめんで善し。

 

酒も、秋あがりを待ちたい気分ではあるが、夏限定の酒もある。

スッキリ味が善し。

勿論ビールは一番うまい時期だ。

 

夏野菜はうまい。文句なくうまい。

陽を浴びた野菜。

モロコシも生で食べる。

 

戦後史について

  • 2016年07月18日

浅田次郎の本を久しぶりに手に取った。

帰郷

熟練作家だから、泣かせどころ笑わせどころを掴んでいるのは勿論だが、

本誌には別の視点がある。

帯にも書いてあるが、つい70年前のこと何に、あまりに隔世の感がある。

戦前戦後について語られることが少なすぎる。

歴史の重要な一コマについて、どうしてこうも語られないのか?

戦争非難の声の中、今語るには生々しすぎるし、解決していないこともまだあるし、

様々な関係があるのはわかる。

 

しかしそこには普通の人々がいて、そしてそれは我々の血縁である。

戦前の軍国主義のみを切り取って、日本を評価するのはあまりにも稚拙である。

 

そうではない。

向き合うべきことはきちんと向き合わないでは前には進めない。

何も本誌を薦めているわけではない。

様々な角度からどんどんと、戦前戦後に向き合うべきだと思う。

また、口べらし政策、高度成長期など、日本が歩んだ多くの史実が戦前戦後に詰まっている。

昭和という時代の総括を学ばなくして、日本の歴史は語れまい。

近代史ではない、いわゆる現代史だ。

歴史の授業は、現代史から始まり、太古に進んでいく方が理解ができるのではなかろうか。