公職
- 2017年06月25日
いろいろとお誘いはいただいていたのですが、省庁の委員とか、
団体の役員とかは創業以来ご辞退させていただいてきました。
面倒だとかそんなことではなく、自分の仕事に集中したいという、
自己の都合がその理由です。
正直に言うと、省庁の何らかの委員というのは幾つかお引き受けさせていただきましたが、
自分の経歴には載せないようにしています。
役職を欲しがるような姿は、おっさんくさいなーと遠くから眺めていました。
自分の学歴、職歴や公職を並べたがる人をうさんくさいなーと感じているからです。
役職だけもらって、何もやっていないような人を多く見てきたこともその理由の一つです。
そんなことよりも、今の自分自身で戦いなよ、って気持ちです。
どんな立派な肩書きを書かれても、それが連なると、
薄っぺらく、チャラチャラしているような気がします。
立派なスーツを着た年配の方でもです。
名刺交換の時に「幾つも名刺があるのだけれど」なって言われて何枚も出す方がいますが、
それもどうなのでしょうか?
この時代ですから、幾つも持っていても構わないのですが、対人においては、1枚。
それで勝負。
昔ながらの自己ブランディングというやつも程度の問題かなと。
複数の名刺を持ち、それぞれで成功している人は、幾つもの名刺は出さないものです。
自信の表れでもあるし、きちんと使い分けているからです。
起業して10年。
そうはいってもちょっと物の見方が変わってきました。
と言うよりも、別の視点からものを見たくなりました。
引き受けるからには、ビジョンと行動を持って成果を出す。
自己よりも組織の利益を優先する。
その当然のことができないのであれば、お引き受けすべきではないと考えていたからです。
個人や個社の力ではできないことも、組織であればできることもあります。
そして、自分を育ててくれた業界や、地域に貢献したいと考えるに至りました。
考えを改めた以上は、成果を出していきたいと思います。