仕事ができる人 仕事ができない人
- 2018年08月03日
大企業で勤めたこともありますし、自ら起業した経験もあります。
両方を見たのでどのような人が仕事ができるのかということを感じることがあります。
中小零細企業の方々で必死に働いている人にはとにかく優秀な人が多い。
大企業を退職して初めて知りました。
起業するまでは世間知らずだったということでしょう。
会社数でいえば99.7%が中小企業である日本は資源が乏しく、技術で成り立っている国であることを改めて知りました。
起業してからは大企業、中小企業、省庁、地方自治体、国際機関などと幅広くお仕事をさせていただいてきました。
官僚批判をする人は多いですが、私が出会った多くの省庁、地方自治体の方々は極めて優秀でした。
一方で大企業の方と仕事をするときには、経験上ちょっと身構えてしまいます。
「サボりグセがある人か否か」「決定権者であるか否か」を確認するようにしています。
大した仕事をしないで金をもらっているサラリーマンが多いのは周知の事実でしょう。
そして会社名と、それなりの学歴が邪魔をしている。
できる人は大企業の中でも2割程度と言われています。
その2割とならば一緒に働きたいです。
どんな大企業のトップが相手でも偉そうにしている人には直接言います。
「もっと謙虚になったらいかがですか?」
少なくとも私は、子供だろうが大統領だろうが相手によって態度を変えたことはありません。
それで仕事を失うのならば、嫌な相手と仕事をしないで済むと割り切れます。
まあそのような相手には滅多に出会うこともありませんが。
会社の大きさと個人の能力は比例しません。
学歴も経歴もむしろ中小零細企業の方が高いこともある。
例えば弊社のような小さな会社でも、スタッフの学歴も経歴も、どんな投資銀行や、外資コンサルにも、省庁にも引けを取りません。
しかしそんなことは全く関係ないのです。
そんなくだらないものは引き出しにしまっておけばよいのです。
学歴も経歴も活かせないならば、仕事に何か関係ありますか?
やる気、執念、そんなものがなければ仕事ができるとはいえないと思います。
それは教養とは別の問題です。人格とも別の問題です。
仕事ができるかという一点については、
結局はアイデアと、現場での対応力。そしてやり続ける根気が不可欠です。
これらがなければ仕事はできないじゃないですか。
仕事ができるということを証明する方法は唯一仕事をやり遂げることでしょう。
「何かを立ち上げた」と大きく宣伝しておいて、後は人任せな人は仕事ができません。
3年や5年経ったらそんなものは無くなっています。
当たり前ですよね。ネット上にはそんな人がうようよいます。
言った者勝ち、自分ブランディングに勤しんでいる人々です。
羨ましいとも感じたことはありません。
数年経って居なくなった時にも、なんの感情も湧きません。
至極当然だからです。
話したその場だけを凌いでもっともらしいことを言っても、
その後に何ら努力をしないのであれば無価値です。
そんな場当たり的なことの何十倍も裏で考え、努力し活動したものでなければ、
なんら価値はありません。
口先だけの人は仕事ができません。
なんでもメールで済まそうとする人がいます。
なんて非効率なのでしょうか?
会って話すことができないならばせめてテレビ会議でもすればよい。
この時代テレビ会議をするのにお金は殆ど掛からないではないですか。
それもできないならば、電話だけでもすればよい。
メールの情報量は少なすぎます。
やったフリをする人には最適なツールなのでしょう。
どんな仕事も人と人。
それすらわからない人は仕事ができない。
当たり前ですよね。
四六時中仕事のことを考えて、その発想を活かすために、コツコツと謙虚にやり遂げること。
当たり前のことを当たり前にやることが、仕事ができる人だと思いますよ。
結局。