カーボンプライシングという言葉が随分と聞くようになりました。
別に覚える必要もないと思います。
簡単にいうと、排出した温室効果ガスの価格です。
簡単に出すならば、Scope1,2の排出量に、Jクレジットの価格を掛けてください。
別に、だからなんだという話です。
問題も着眼点もそこに置くべきではありません。
排出量を削減することなのです。
排出量に応じて炭素税率を掛ける。
それもカーボンプライシングの一種です。
言葉遊びをしても意味はありません。
排出量をきちんと把握して、削減するための行動をとる。
シナリオ分析を行い、気候リスクについてどこまで対応するのか、ガバナンスの強化を行うことが求められるわけです。
経営者は炭素強度を高くすることで、企業価値の向上を図るべきなのです。
そのことの意味を理解しないならば、経営者として勉強不足です。
と、たまには真面目なことを書いたのですが、
エンジンをかけると、初めてみる表示がされています。
あらあら。
バッテリーの交換が必要なようです。
TCFDではシナリオ分析を行います。
随分と作業を行ってまいりました。
大別すると物理的リスクと移行リスクがあります。
物理的リスクはわかりやすいですね。
自然災害の被害によって収益が悪化したり、気候パターンの変化によって収益が悪化したりすることを指します。
問題は移行リスクの中でも、「法や規制に関するリスク」です。
環境を守るための「法や規制」がリスクなのか?
ここが理解できない方が結構いらっしゃるのです。
炭素税などの税負担の増加。規制により新しい設備を導入しなくてはなかったり、開示をしないことによる罰金などなど。
当然ですが、経営にとっては圧迫要因なのです。
環境に良いことをするには、お金がかかるのです。
当然のことではありますが、これは経済成長を犠牲にしなくては成り立たないことでもあるのです。
チャンスと捉えて、新しい技術で利益をあげれば良いなんて、簡単に言うべきではありません。
事業とはそんな簡単なものではありません。
何が言いたいか?
「これからは環境を守るための支出が増える」覚悟をしてください。
と言うことなのです。
長期的な視野に立って、これからこの負担を乗り越えられるような体制を構築しなくてはならないのです。
これからの企業経営には、環境についての造詣が深くなくてはできません。
そう言う時代に突入したのです。
2024年の北陸新幹線開通までは、中々遠い道のりです。
米原まで新幹線ひかりで移動し、そこから特急です。
美浜原発前でしたので、駅からも車で30分ほど移動しなくてはなりません。
風光明媚なところです。
今は越前蟹が食べごろです。
ご関係者の皆様ありがとうございました。
サザンカ(茶梅)と椿はとても似ていますね。
花弁が散っていますので、これは茶梅です。
昔からのお知り合いの方々と、東京よみうりでご一緒させていただきました。
ご縁は大切にしていきたいと思います。