LCA算定の難しさ
- 2021年12月23日
今年はサプライチェーンの算定と共に増えたのがLCA算定です。
LCAの中でも、込み入った製品の算定や大規模な算定が増えました。
込み入った製品については言うまでもないのですが、
「大規模な算定」とは何か?
それは建物1棟のLCAの算定も行いました。
細かい建材の一つ一つのLCAを導き出して合算しなくてはなりません。
SCOPE4の分野まで、自らGHG排出量を減らす努力をされる企業も現れてきました。
カーボンフリーコンサルティングは環境専門のコンサルティングファームとして15年間の実績があります。
算定は勿論、気候リスク分析から、温室効果ガスの削減まで手がける会社です。
最近は、環境のことは何も知らない、実績もない会社が、環境の専門家と言っていることを目にします。システム屋さんが測定の難しさを理解しないで、自動算定できますなんて言っています。
その原単位はどこから引用されていますか?
ライセンス契約はお持ちなのでしょうか?
現場を理解していないと、結局不利益を被るのは、依頼者です。
初年度のサプライチェーン算定を自動計算させるのは、綿密な調査と、振り分けと、原単位の精査が必要になります。
結局自動ではないのです。
算定の多くは四則演算で足りるのです。
リスク分析を行う時に、定量分析を行う際には、それ以上の予測値を求めるための数式を組み立てる必要はありますが、それも大変な作業です。
間違った方向へ依頼者を導いてはなりません。