Santa Claus at Yokohama Station
- 2021年12月25日
もう何年も前のことである。
その年の12月はイラクにいた。
ISの最後の拠点から40km北の街にいた。
色々あったのだが、そこから移動してパレスチナに向かった。
そのころは地球を10周ほど移動する日々である。
毎年である。
心身ともに疲れ果てていた。
特に中東での仕事を終えた後なので磨耗していた。
中東の後にパレスチナだ。中々タフである。
ふと暦を確かめると、クリスマスであった。
そしてパレスチナのベツレヘムにいたのだ。
ここはイエスキリストの生誕の地である。
これも何かの思し召しなのだろう。
私は信仰心が薄い。
それでも折角この場所にいるのだからと、街を歩いてみた。
降誕教会には、まさにキリスト様が生まれた場所にある。
洞窟のような地下室を降りていくとその場所があった。
まさにマリア様が出産した場所である。
部屋に入ると急に動悸が激しくなった。
ちょっとその場所には近寄れないのである。
部屋の隅に座り込んで、動悸が鎮まるのを待った。
当時の私はとてもとても疲労していた。
そのせいもあったのだろうかと、一瞬考えた。
しかしその日は、十分な休息をとっていたし、体調も良かったのだ。
そして、その誕生した場所にもう一度近寄ろうとした。
しかし同じ症状がまた発症してしまい近寄れなかった。
ようやく3度目に誕生した場所の石に触れることができた。
手だけではなく強烈な力を感じた。
全身に鳥肌がたっていた。
全く初めての感覚だ。そして、それ以前も、それ以降も一度も感じたことがない。
滅して2000年を経ても放つ強烈なエネルギー。
私には驚きであった。
感覚として、その存在が理解できた気がする。
長い歴史の中では、そんな強烈なエネルギーを持つ方が現れても不思議ではないのだろう。
私は、スピリチャルなものにも疎い。
霊感も全くないはずだ。
しかし、体感してしまったのだから致し方ない。
素敵なクリスマスをお過ごしください。
今年はサプライチェーンの算定と共に増えたのがLCA算定です。
LCAの中でも、込み入った製品の算定や大規模な算定が増えました。
込み入った製品については言うまでもないのですが、
「大規模な算定」とは何か?
それは建物1棟のLCAの算定も行いました。
細かい建材の一つ一つのLCAを導き出して合算しなくてはなりません。
SCOPE4の分野まで、自らGHG排出量を減らす努力をされる企業も現れてきました。
カーボンフリーコンサルティングは環境専門のコンサルティングファームとして15年間の実績があります。
算定は勿論、気候リスク分析から、温室効果ガスの削減まで手がける会社です。
最近は、環境のことは何も知らない、実績もない会社が、環境の専門家と言っていることを目にします。システム屋さんが測定の難しさを理解しないで、自動算定できますなんて言っています。
その原単位はどこから引用されていますか?
ライセンス契約はお持ちなのでしょうか?
現場を理解していないと、結局不利益を被るのは、依頼者です。
初年度のサプライチェーン算定を自動計算させるのは、綿密な調査と、振り分けと、原単位の精査が必要になります。
結局自動ではないのです。
算定の多くは四則演算で足りるのです。
リスク分析を行う時に、定量分析を行う際には、それ以上の予測値を求めるための数式を組み立てる必要はありますが、それも大変な作業です。
間違った方向へ依頼者を導いてはなりません。
今年はサプライチェーン排出量算定の案件がとても多くなりました。
やはり東証の上場区分変更が大きく影響しているようです。
TCFD対応にはまずはSCOPE3までの算定が前提となります。
CGコードの原則3-1の補充原則について勝手な解釈をされている企業が多いです。
プライム市場上場会社はTCFD同等の枠組みに基づく開示の質と量の充実を進めなくてはなりません。
SCOPE1,2でさえ、連結対象会社の算定を含めなくてはなりません。
本社だけであったり、SCOPE3の15項目を一つも算定しないのは、質としても量としても充実していません。
CGとして対応を迫られることになるでしょう。
それを把握していない経営者が多いのです。
担当部署はきちんと経営者に進言すべきことです。
担当部署が勝手な解釈でこれら算定を行わないことは、今後大きなリスクを抱えることを認識すべきだと思われます。