ネット炎上とネット煽動
- 2016年07月12日
先週読んだ本です。
中でもネット炎上の研究は面白かったです。
2ちゃんねるも含めて、実は炎上を仕掛けているのは、0.00x%に過ぎません。
コメント欄が批判でいっぱいになっていても、実は名前を変えて行っているのは数人。
これは広く言えることのようです。
選挙を見てもその傾向は見られました。
ネット選挙解禁で、小さなことがあたかも大きく報道されている。
蓋を開けてみれば、実際の世界とは違う夢の世界の物語。
そんなことが多く見受けられました。
ネットでdisる、誹謗中傷コメントを書いているのは実は数人。
調べてみれば、普段は愛だ、平和だ、平等だと叫んでいる人に限ってネットを使って誹謗中傷してばかりいる。
ノイジーマイノリティ。
高邁な思想を持つのは結構。
実は誰だって最初はそうなんです。
しかし、ではどうやって実現するのか?
現実を見て、そのHOWをみんな探しているのです。
ある人は何かを犠牲にして、ある人は妥協し。
それでも前に進んでいるのです。
指だけ動かしているわけではないのです。
人の批判をするのではなく、自分の信念を貫き行動すれば良いのです。
無血革命などともてはやされましたが、実際は多くの血が流れた中東革命。
受け皿の準備もできず、なんでも指だけを動かして、先導してしまうことの恐ろしさ。
ネットの世界は現実の世界ではありません。
また現実の世界といっても、上っ面の話を聞いただけで、いったい何がわかるのでしょうか?
その場の気分を高揚させるだけで長続きするものではありません。
気をつけたいものです。