逆風下の企業経営
- 2012年09月04日
本日の日経新聞 経済教室に石倉洋子慶應義塾大学大学院教授が寄稿された「逆風下の企業経営」が掲載されています。
BOPビジネスの市場開拓の為には、[connect][divide]の二つの動きが共存している事を日本企業が認識不足だと述べられています。インターネットなどで情報のconnectは進んでいるが「世代間」「人と仕事」「雇用と教育」をはじめとするdivideが進んでいるとしています。そして世代間の断絶を解消する為には「リバースメンタリング」が有効だとされています。通常のメンタリング制度の逆で上の世代が若い世代に学ぶというメンタリングです。
これは早速実践したい所です。
グローバル競争を前提に世界各国の企業が試行錯誤する中で、日本発・日本中心ではなく、世界をフィールドとして組織や国を越えた繋がりをデザインする必要があるとされています。
読み応えある内容でした。大変為になりました。これを実践でどのように砕いて使っていくか。
楽しみです。
石倉先生には20年以上前に大学院に生徒として通っている時にお世話になりました。石倉先生から出される毎週の宿題は膨大であり英文の資料を必死になって読み漁っていたことを覚えています。
今週末は、石倉先生がアカデミーヒルズで開催されているグローバル アジェンダ・ゼミナールにてお話しさせていただく予定です。80分間の持ち時間でどこまで生徒の皆さんに分かりやすくお話しできるか?
頑張らないとならないですね。
http://www.academyhills.com/school/gas/index.html
かつて学んだことが、現場で活かす事ができるか?
正直言って投資銀行時代にはピンと来る事が少なかったのですが、自分でカーボンフリーコンサルティングを運営して、そしてプロジェクトを立案・運営していく時に実に役に立つ事が分かりました。
現場主義。
しかしそれはアカデミックな裏打ちがなければ成り立たないのだと実感しています。