雨の日
- 2026年05月21日
雨の日は、
少しだけ街の音が変わります。
車の音も、
人の足音も、
いつもよりやわらかく聞こえます。
窓の外を見ていると、
水というものは不思議だなと思います。
空から降ってくる。
地面にしみこむ。
川に流れる。
海へ向かう。
そしてまた、どこかで空へ戻っていく。
とても当たり前のことなのに、
その循環の中で、私たちは暮らしています。
環境の仕事をしていると、
水のことを考える場面がよくあります。
きれいな水を守ること。
汚れた水をきちんと処理すること。
限られた資源として、大切に使うこと。
言葉にすると少し堅くなりますが、
雨の日に窓の外を眺めていると、
それはもっと身近なことに感じられます。
傘をさして歩く人。
濡れた道路に映る信号。
軒先で雨宿りをする人。
その全部が、
水のある風景です。
雨は、少し面倒です。
でも、雨が降らなければ、
育たないものがあります。
見えないところで、
静かに満たされていくものがあります。
環境の仕事も、
少し似ているのかもしれません。
すぐに成果が見えることばかりではありません。
けれど、
今日の雨のように、
どこかで静かに、
次の芽を育てている。
そう思うと、
雨の日も少し悪くありません。









