ここ何年か南米の仕事を多くやらせていただいています。
アフリカに力を入れようとするのですが、どうも南米に戻されてしまいます。
これも何かのご縁なのでしょう。
その中でもブラジルについては、今実施しているプロジェクトが最初でした。
なんども訪問するうちに、ブラジルの懐の大きなところが段々と好きになってきました。
これは私に限ったことではないのでしょう。
多くの人が、ブラジルの習慣や、仕事や生活に驚き、呆れるが、帰るときには、
いい国だというようになるそうです。
不思議な国です。
ブラジルの空。水色。
アフリカの空の色に似ているが異なります。
文章ではうまく表現できません。

サンパウロから国内線でクリチバへ
ブラジルの中でも、パラナ州は日本人が多いです。
そのクリチバは、環境都市として世界的に有名です。
しかもそれを作ったのが、日本人です。中村ひとしさんに以前お話を伺うことができました。事前に何冊かの本を読んでから臨んだので、彼の人となり、偉大な業績について直接汲み取ることができました。
未来世紀ブラジルという古い映画があります。
ブラジリアのような真っ平らな土地に、一から街を作る作業。
クリチバのように街全体を環境都市にデザインする力。
ハードの統一感と、ソフトの充実。
日本の都市開発には参考になるのではないでしょうか?

努力している人は一緒にいて楽しい。
リスクとっている人は応援したい。
挫折したことがある人は優しいから心地よい。
中身がない人と会うのはつまらないし時間の無駄だ。
知識がない、経験がない、興味がない、勉強していない、、、要するに目標もなければ、謙虚でもない人たちだ。
所謂サラリーマンに会うと幻滅することが多い。
視野も知識も経験も狭すぎて、会話がなりたたないのだ。
勿論、そんなサラリーマンばかりではないのだが、最近たまたまそんな人ばかりに会うことばかりだった。
それならば、零細企業の人や、志しをもつ若い人に会う方が余程いい。
世間ではエリートではないかもしれない。
学歴はないかもしれない。
だからなんだ、と思ってしまう。
ふと我にかえると、かつて自分もそうだった。
10数年前の話だ。私はサラリーマンだった。
その時代に、起業して成功している先輩に会いに行ったことがある。
しかし、相手の話しを聞くだけで、こちらからは話すことが出来なかった。
話す中身がないのだ。
私は自分のあまりの知見の乏しさを恥じた。
自分の生き方に疑問を持った。
世の中のことを何ひとつしらない。
何ひとつ関心をもっていない。
なんら努力をしていない。
だから自信がない。
そんな自分を恥じた。
いまでも1日平均1冊の本を読むことを続けている。そして多くの人にお会いして、様々な地に出掛ける。
知識と経験の両輪を駆使して、展開しなくてはならないからだ。
いままでの惰眠をむさぼる人生が変わり、リアルな世界に引き戻された。
その時代の悲しい事、悔しい事は、今思えばなんとくだらぬ事に思い巡らせていたのかと俯瞰できるようになった。
今ならば彼といろいろな話ができるだろう。

SBT、CDP、スコープ3測定はみなと経営研究所
ブルー総合研究所,シンクタンクブルー
大統領が弾劾裁判
http://jp.reuters.com/article/brazil-politics-olympics-idJPKCN0YB2GL
ブラジルは大きく揺れています。
この1年でGDPは世界7位から9位に後退しました。
ロシアを大きく上回っていた南米最大の経済大国。
この国が揺れています。
政治によって国は大きく変化します。
この国を良くするには政治を変えていかないとならないのでしょう。
三権分立と言いますが、日本も行政府と立法府が近すぎてきちんと分立がされていません。
政治を変えるには制度も変えないとならないのでしょう。
大統領が180日の業務停止の事態に陥りました。
弾劾裁判が開かれます。もうすぐオリンピックが開かれるというのに。
ブラジルは世界経済7位の大国です。
資源も穀物もあります。人口も多いのです。
しかし政治は腐敗し、経済は低迷しています。
昨日訪問した会社では、300人いた従業員を30人まで削減したばかりでした。
石油公社が最大の顧客であったからです。ご存知の通り、石油公社は多額の損失を計上し、その裏には賄賂が各方面にばらまかれていました。
270人の雇用を奪ったのです。
政治家の責任は重い。まあ、公費で回転寿司を食べる知事や、オリンピック招致に裏金を渡すようなことが本当ならば日本もバカにできないでしょうが。
サンパウロの中心部では連日夜遅くまでデモが行われています。
勿論危ない場所には近寄りませんが、ホテルの窓からは音が聞こえてきます。
ブラジルらしく、なぜか明るいボサノバの演奏もやっていたりします。

南半球なので、南に行くほど寒くなります。
そうはいってもこの時期のパラナ州にしては低温の日々が続いています。
10~15度ぐらいだと、服を選ばないと寒い思いをします。
こんな時のために、1枚はジャケット用意しています。
Mammutのジャケット。
ゴアテックスです。雨は弾くし、湿気はこもらない。軽くて暖かい。
このジャケットで何度助けられたことか。
もう5年来ています。
世界中をぐるぐると。地球何週分でしょうか。
寒い場所、雨の中。これ1枚で風邪にならずに済みました。
オススメです。

糞尿 臓器 動物の死骸
そんな現場で活動しています。
環境の現場はこんなところも含まれます。
現場を知らないで環境は語れません。
解決するための知識がなくては前に進みません。
たまに、日本における環境の世界の一人者とされる方々の集まりに呼ばれたりします。
しかし、彼らと話していると大きな違和感を感じざるを得ません。
共通しているのは、2次情報と流行り物には敏感なのに、現場を知らない。
技術を知らないことです。
申し訳ないですが、それでは環境改善などできるわけもありません。
多くの方々が、中身は素人さんです。海外の環境の専門家とまるでレベルが違います。
それならば、現場で汗水垂らして働いている方や、技術者の話の方が余程ためになります。
自分ブランディングや、二次情報をネットで垂れ流す時間があるならば勉強すべきです。
環境の現場
そこは汚くて、危なくて、人間の感情がドロドロしていて。
そして、それでも人と人との触れ合いがあって。
世界中のどんな場所にも、頑張っている人たちがいて。
現場を知る。
もっとも基本的なことだと思います。
足を使って一次情報を取得する。
解決するために、勉強する。
その繰り返し以外にありません。
