最後の一瞬まで生き抜くために頑張るしぶとさと
いつ死んでも構わないという達観した両端に位置する心境の二つが必要なのかなと思っています。
このような仕事をしていると、危険を伴います。
実際は何をやっても簡単にはくたばらないものです。
しかし大丈夫な時もあれば、何でこんな所でこんな酷い目に遭うのかという偶然に左右されるのが人生なのでしょう。
危険は色々な所に潜んでいます。
いつ死ぬか分からない。
それは都心にいてもそうですし、途上国にいてもそうなのでしょう。
生き抜く為に安全に留意する事の大切さ。
危険を如何に回避するかを実践する事の大切さ。
しぶとく粘り強く生き抜く逞しさ。
これは身につけたいです。
それでも死ぬことが不可避な事態になった時には、
「今までの人生は色々あったけど悪くなかったな」と笑顔で死ねる境地になりたいと考えています。
全く死にたくはないですが。
安全をお金で買えるならば
迷わず払います。
遣らなくてはならない事が沢山あるので、まだまだ生きなくてはなりません。
それでも愚かな考えかも知れないですが、自分なりの心構えは常にしています。
富士山の標高は3776m.
南米ではそれより高い場所に街が幾つもあります。
人類が掘り起せる資源はそんな高い所か海の底になってしまったと、と或る鉱山関係者にお聞かせいただきました。
地球には私の知らない場所がたくさんあり
そして沢山の課題があります
一つ一つを解決する事に膨大な時間と労力が必要です。
これからの人生の中で幾つ課題解決に貢献できるのか?
そう考えたら、休む時間も惜しいし、健康な身体を維持する大切さを実感します。
靴の底をすり減らし
埃まみれになり
ぐるぐると回り
もうこれ以上は働けない
そんな一週間を過ごせました
一応の成果はあったことを確信しました
こうしてフィールドに社長自ら入れるのも
スタッフの方々のお陰です
徹底した現場主義を貫く事ができています
中南米にきて1週間
そろそろ旅の終わりが近づいてきました
限られた時間を最後まで有効に使いたいです
こうしてこちらに来ている間にも
別件での吉報がはいりました
この地に近いうちに戻る事になりました
このような奇遇は多分何かに引き寄せられているのだと感じます
運命に抗う事なく進めて行きたいです
午前7時出発
リマ市郊外の下水処理場に向かう
随分と色々な現場を歩いてきたが
猛烈な臭いに頭がクラクラする
頭の中にはペルーといえば「コンドルは飛んでいく」El Condor Pasaだろうが
意識が飛んでいく
ここで下水を採取して幾つかの試験をおこなう
あっという間にお昼
次の打ち合せに移動する
結局昼は食べられずに夕食を迎える
現場に出ると、次にいつ食べられるかが分からないから沢山食べてしまう
だから過酷な仕事でも痩せる事はなかったりする
常在戦場
もっと駆け巡らないと
未明
爆音で目が覚める
爆破テロか?
って飛び起きて窓辺から外をみる。
いやここはリマだからさすがに無いはずだ。
少し頭が回るようになってきた。
ちょっとあちこち回りすぎて寝起きだとどこだと一瞬戸惑う。
結局トラック同士の交通事故だったようだ。
さて今日もがんばりますか。
2010年のチリ地震の時は、発生の3時間前にチリからアメリカに旅立っていたので難を逃れました。
http://carbonfree.co.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=436
イースター島に行く為にクリスマスをサンチャゴで過ごした事もありました。
http://carbonfree.co.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=613
あのとき伊勢崎賢治さんから投げかけられた「平和にお金が回る仕組みづくり」の課題の解決は未だできていません。
南米にはそのとき以来ですので3年半ぶりになります。
さて、この地で少しでも貢献したいと思います。