2018年 well-beingの年
- 2018年01月03日
2018年
無病息災で明るい年にしたいものです。
お陰様で起業してから10年を越しました。
昨年からは、業界団体である カーボンオフセット協会の会長、CO-Netの事務局長、YUSA(Yokohama Urban Solution Alliance)の専務理事など、新たな役をお引き受け致しました。
新聞2紙にも連載を持たせていただく機会を得ました。
慌ただしい一年でした。
5年間の個人の移動距離(国内移動は除く)は地球31.2周になりました。
様々な土地で活動を展開することができました。
会社のスタッフの総移動距離は一体どれぐらいになるのでしょうか?
計算したことはありませんが、膨大な距離になります。
そこで得た、経験、人脈、課題解決方法は血となり肉となっています。
ここまでやって漸く日本という国の現状を少し俯瞰して眺めることができるようになったと感じています。
1年前は色々と悩んでいました。
2017年の正月のblogです。
http://carbonfree.co.jp/blog/date/2017/01/02/
1年かけて漸く見えてきました。
中国のGDPが日本の2.5倍に達しました。
日本は世界一の高齢化社会に突入しています。
今後の成長分野においても世界的に出遅れています。
今後日本は成熟した国家として小さくとも強い国家に向けて一人当たりのwellnessの向上を目指す方が良いと思います。wellnessだけでなく、周りの環境を整えて総合的な満足度を高める。
そう。well-beingです。
これは何かを諦めているわけではありません。
成長会計では、経済成長を決める要因は、労働投入、資本投入及び全要素生産性であるとされています。
今後、人口オーナスに直面し、成長率が低減することが確実視されています。
またAIも含めた業務の効率化で人口減少のスピードを超えて職が減っていくのでしょう。
これから何をやれば良いのだろうか?
大きな課題だと思います。
コンパクトシティ策も市街地活性化策もいい面もありますが、実現するためには幾つものハードルがあります。誰のための策なのか?行政のためなのか市民のためなのか?
成功事例は少ないのが実情です。
国内の事業に関しては今年からCCRCに力を入れて行きます。
少子高齢化の日本の中でも特に地方の衰弱を食い止め個人のwell-being向上に寄与することができるからです。
いち早くグループ会社が鹿児島で手掛けました。
オープン1ヶ月で既に目標を達成しました。
地方活性化と高齢化社会に永続的に寄与し、喜びを与えることができる事業。
まさにwell-beingを進めていきます。
温暖化対策はどのように進むのでしょうか?
10年経ってようやくですがこれからが本格的な低炭素社会に向けての幕が開くのだと感じています。
SBT、CDPそしてSDGsに絡めて企業の取り組みが加速度的に増えていくと思います。
海外事業については、今年はメキシコ、ブラジル、ペルー、ラオス、フィリピン、PNG、ベトナム、インドネシア、カンボジアが主戦場です。
この他にタイ、コートジボワール、モンゴルが加わるかもしれません。
今まで通り、西ティモール、内蒙古、モザンビークも植林地の維持管理はきっちりと行なって行きます。
今年も私を含めてスタッフの多くが世界各地を飛び回ります。
分野としては、環境を軸に更に一歩踏み出しました。
だから勉強の毎日です。
新しいフィールドにプロとして働くには勉強するしかありません。
個人的には今年は例年通り現場に出向く回数は多くなりそうですが、徐々に若手にシフトして行きたいと考えています。
役が人を作る時もあります。早く成長してくれることを願っています。
評論家になるべきではないというのが持論です。
成果を出さなければ無と同じ。
多くのレッスンがありました。
辛いこと苦しいことがありました。
いや、正確にいうと、辛いこと苦しいことがないプロジェクトは一つもありませんでした。
当たり前ですよね。
小さい会社だから足りないことだらけです。
しかし大きな組織ではできないことも多いのです。
辛いことも乗り越えて、得たものを次に活かすこと。
諦めない限り負けではないのです。
どんなことがあっても、跳ね返して向かっていくのです。
戦い続けるのです。これからも。
2018年は幸多い1年にしたいと思います。