仮想通貨と仕手筋
- 2021年08月26日
皆さんは仮想通貨取引をやっていますか?
私はやっています。と言いますか、勉強のためにやっています。
DXやブロックチェーンなどの潮流は、カーボンニュートラル時代に活用ができる可能性があるからです。
身をもって体験しておかないと理解できないことが多いからです。
しかし、長くディーリングルームで働いていた身としては、違和感がとてもあります。
相場変動の根拠に乏しいのです。
また先物市場へ参加することが制限されているため、仕手筋がいいように相場を動かせる余地があるのではないかと考えてしまいます。
例えば、流通量が少ない時に予め先物で大量の売却を行っておいてから、買い注文を入れていけば、釣られて購入する投資家が結構いるのではないでしょうか?相場変動の根拠が需給だけだからです。
なぜ買うのか?なぜ売るのか?誰かが、仮想通貨の優位性を話したとか、換金できるようにしたとか、その程度であれば目に見える価値の増加はあまりないと思います。
ギリシャ経済が破綻したときに、資金が銀行から仮想通貨に流れた。しかしその流入量は実勢量を適切に反映したとは思えません。
ブロックチェーンの優位性はわかりますし、マイニングによって報酬を得られるという制度も理解はできますが、結局仮想通貨は何を生み出しているのでしょうか?
ここに意義を持たせることができるのであればもっと盛んになるような気がしてなりません。