TNFDとは何か ― 企業が今取り組むべき自然資本対応

  • 2026年03月05日

近年、企業の環境戦略において
「自然資本(Nature)」への対応が急速に重要視されています。

その中心となる枠組みが
Taskforce on Nature-related Financial Disclosures(TNFD)です。

TNFDは、企業活動が自然環境に与える影響や、自然への依存関係を整理し、
それに伴うリスクと機会を開示するための国際的なフレームワークです。

これまで企業の環境情報開示は、主に気候変動が中心でした。
その代表例が Task Force on Climate-related Financial Disclosures(TCFD)です。

TNFDは、このTCFDの考え方をベースにしながら、
対象を 自然資本全体へ拡張したものと言えます。

企業が評価すべきテーマとしては、例えば次のようなものがあります。

  • 水資源
  • 森林
  • 生物多様性
  • 土地利用

これらはサプライチェーンと密接に関係しており、
企業の事業活動にも大きな影響を与える可能性があります。

そのためTNFDでは、

  1. 自然との関係の把握
  2. リスクと機会の分析
  3. 戦略への反映
  4. 情報開示

といったプロセスを通じて、
企業と自然の関係を整理することが求められています。

今後、金融機関や投資家が企業評価を行う際にも、
TNFD対応は重要な要素になると考えられています。