TNFD対応の進め方|企業が今すぐ取り組むべき5ステップ
- 2026年03月10日
近年、企業のサステナビリティ対応は、気候変動だけでなく自然資本へと拡大しています。その中心にあるのが、Taskforce on Nature-related Financial Disclosures(TNFD)です。
TNFDは、生物多様性や水資源、森林などの自然資本に関するリスクと機会を企業が開示するための国際フレームワークです。2023年に最終提言が公表され、多くの企業が対応の検討を始めています。
企業がTNFDに対応する際には、以下の5つのステップが重要になります。
① 事業と自然資本の関係を把握する
まず、自社の事業活動が自然環境にどのような影響を与えているのかを把握します。
例えば
- 水資源の利用
- 森林資源の利用
- 土地利用
- 生態系への影響
などが対象になります。
② リスクと機会を特定する
次に、自然資本の変化が事業にどのような影響を与えるかを分析します。
例えば
- 水不足による生産リスク
- 原材料調達リスク
- 規制強化
- 新しい市場機会
などが考えられます。
③ 指標と目標を設定する
自然資本に関する指標を設定し、改善目標を定めます。
例えば
- 水使用量削減
- 森林破壊ゼロ
- 生物多様性保全
などです。
④ ガバナンスを整備する
TNFDでは、取締役会レベルでの監督や経営戦略との統合が求められます。
⑤ 情報開示を行う
最後に、分析結果をサステナビリティレポートや統合報告書で開示します。
TNFDは今後、企業の情報開示の重要な要素になると考えられています。早期に対応を進めることで、自然資本リスクへの備えと企業価値向上につながるでしょう。








