サプライチェーン排出量算定

  • 2021年12月22日

今年はサプライチェーン排出量算定の案件がとても多くなりました。

やはり東証の上場区分変更が大きく影響しているようです。

TCFD対応にはまずはSCOPE3までの算定が前提となります。

CGコードの原則3-1の補充原則について勝手な解釈をされている企業が多いです。

プライム市場上場会社はTCFD同等の枠組みに基づく開示の質と量の充実を進めなくてはなりません。

SCOPE1,2でさえ、連結対象会社の算定を含めなくてはなりません。

本社だけであったり、SCOPE3の15項目を一つも算定しないのは、質としても量としても充実していません。

CGとして対応を迫られることになるでしょう。

それを把握していない経営者が多いのです。

担当部署はきちんと経営者に進言すべきことです。

担当部署が勝手な解釈でこれら算定を行わないことは、今後大きなリスクを抱えることを認識すべきだと思われます。