Stay Salty
- 2017年07月21日
忙しくてstay salty, but I wanna go to the beach to change my mood.
芸術が好きだ。
自分の仕事は一つの作品だと考えながら仕事をしている。
どんなに汚い仕事であっても、そこに綺麗なハーモニーが流れるような、
美しさを求めてきた。
作品には人間性が出る。
芸術家だから、天真爛漫で、時間や金に無頓着であっても、
奇天烈であっても構わない。
しかし、幼稚な思考であるとわかったら、一気に興ざめである。
思考が幼稚であったら、どんなに技巧が優れていても
その作品には魂がこもっていないと感じてしまう。
以前陶芸に打ち込んでいた時期があった。
腕の良い師匠のお陰で様々な技法を習得することができた。
大会に出れば上位に毎回入選していた。
ニューヨークで展示会まで開かせたもらった。
陶芸家と名乗っているような人の作品の良し悪しは
すぐに見破ることができるようになった。
それほど没頭した。
技術的にある程度の域に達すると、その先にあるのは「深淵」である。
深い井戸を淵から覗いてしまったのである。
これから先に進むには人を磨くしかないと自覚した。
それからは轆轤を回すことをやめてしまった。
10年前のことである。
陶工のような技巧を持っていない、かといって陶器を芸術まで高める能力がなければ
陶芸家などと名乗るべきではないと思う。
テレビに出ているような人の作品を見たことがあるが、
とてもその域に達していないと感じてしまったことが幾度かある。
作品を見れば人間性が見抜けてしまうのである。
作品とは怖いものだ。