CCSはRemovalなのでしょうか
- 2026年08月24日
CCSとRemoval。
似た場面で使われるので、少し分かりにくい言葉です。
CCSは、CO₂を回収し、輸送して、地下などに貯留する「技術」です。
一方、Removalは、大気中に存在するCO₂を取り除くという「結果」を意味します。
ですから、
CCS=Removal
ではありません。
例えば、セメント工場から出るCO₂を煙突から回収して地下に貯留すれば、大気への排出を防ぐことができます。
これは非常に重要な脱炭素技術ですが、基本的には「排出削減」です。
一方、大気中のCO₂を直接回収するDACと地下貯留を組み合わせたDACCSはRemovalになります。
植物が大気から取り込んだ炭素を含むバイオマスを利用し、発生したCO₂を回収・貯留するBECCSも、一定の条件を満たせばRemovalです。
大切なのは、CCSという設備の名前だけを見るのではなく、
「その炭素は、もともとどこにあったのか」
を見ることです。
ここが分かると、最近のカーボンクレジット市場のニュースがずっと理解しやすくなります。








